小学生が英検1級をとるコツを、英検1級バイリンガルが解説します

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英検1級保持、日英ネイティブバイリンガルのKOTAです。
本記事では小学生のうちに英検1級をはじめとする高位級を取得するためのポイントをお伝えいたします。

解説のために、私が英検準2級対策を想定して作成したサンプルレッスンをご覧ください。
サンプルレッスンでは、2013年第一回の過去問を使用しました。
これはたまたま私の家に残っていたデータです。
つまり、私は5才7ヶ月のときに、英検準2級の受験を考えていたということです(実際に合格したのは7才でした)。
はたして幼稚園/保育園の年中~小学1年生の子どもが、問題文にあるようなことを理解できるでしょうか?

英検の低年齢受験者の問題点4つ

(1) 英検受験級の想定年齢に対して、受験時の年齢が低すぎる
(2) 一次試験前半の語彙・イディオムの問題内容に発達が追いつかない
(3) 一次試験の長文と作文のトピックが運頼みになる
(4) リスニング得点だけでは二次面接にたどり着けない

実は、低年齢の子どもにとって、語彙をふやすこと(単語や熟語を暗記すること)というのは、それほど難しいことではありません。
問題は、生活の中にその語彙を使う場面がなく、話題を理解できないから使えないために定着しないことです。
これはネイティブとして英語教育を受けていても同じことです(幼稚園、小学校低学年で問題文のような話題に触れる機会はありませんので)。

私は、通常のLanguage Arts(第一言語としての英語科目)教育の他に、様々な話題への知識理解を増やすために以下のことに取り組んで、英検1次試験(とくに前半)の対策学習をしました。

低年齢英検受験者の学習ポイント4つ

(1) 英語の本(Guided Reading Book)をたくさん読む
(2) 英語の子ども向けニュース (CNN Student News) をたくさん見て、大人(英語講師)とスクリプトを読んでディスカッションをする
(3) 1~2の話題について、親をはじめとする大人と日本語でも話す
(4) 相性の良い講師をみつけて英語で話す時間と話題を増やす

意外と見落とされがちなのが3番です。
本記事を読まれて、お子さまに低年齢合格を望まれる保護者さまの大半は、日本にお住まいでお子様に英語環境を与えられる時間の限られる方だと思います。
お子さまが英語話者と会話できる(英語を吸収できる)機会の限られるなかで、少しでも多くの語彙を覚えさせようと英語で話しかけられる保護者さまもいらっしゃるかもしれません。

私は、保護者さまの第一言語(もっとも豊かな表現ができる学習言語)でお子さまとお話しされることをおすすめいたします。

低年齢の受験においては、お子さまの脳の発達を促して理解できる話題を増やすことが優先課題となります。
保護者さまからお子さまにお話しするとき、ある話題について第一言語(日本語)で10伝えられるものが、第二言語(英語)で6-7だったとします(※)。
でしたら、ぜひ第一言語(日本語)でお子さまの発達と理解を促してください。
第一言語(日本語)で理解できるようになれば、お子さまの脳内で第二言語(英語)の語彙が自然と定着しますし(※2)、試験で初見であったとしても「(日本語で)○○のことだな」と見当をつけて解くことができるようになります。

(※私の感覚として、各種試験で高得点を取得された英語を母語としない話者の多くはネイティブの6-7割程度の表現能力に相当しています)

(※2 日本語を英語におきかえて覚える、という意味ではなく、(言語を問わず)既知の事項のほうが定着しやすいという意味です。私個人の体験で申し上げますと、幼少期においては「日本語→英語/英語→日本語」という覚え方はしておらず、日英とも概念と言葉が直結していた感覚でした)

4番について、長い内容になりますので別記事にいたしました。


年齢相応以上の話題を理解できるようになることが重要

私は、英語を学習言語にして育った一方で、両親に日本語で育ててもらい、様々な体験をしたことで、日英の別を問わずに色々のことを理解できるよう実年齢以上の発達が促されたものと考えています。
保護者さまが第一言語でお子さまの理解発達を促され、私のようなネイティブ英語話者が英語面からのお手伝いをすることで、より多くの内容を早い時期から理解できる、英検の問題文に対応できる能力につながるものと存じます。

英語圏で育つのと同じようなネイティブならではの語りかけ

私の経験にもとづき、お子さまと保護者さまのお役にたてるよう、5才からの英検対応オンラインレッスンを出品しております。
ニュージーランドの幼稚園と小学校に通い、その後はインターナショナルスクールで1日の大半を過ごしており、子ども向けの自然な英語を浴びて育ったネイティブにて、十分な英語表現でお話しすることが可能です。

15歳2か月時には Lexile Range 1320L-1470L (アメリカの大学生レベルの読解力)を記録しており、ネイティブの成人と同等の英語の読解力ならびに語彙の知識がございます。

私(出品者)自身が英検5級を5歳で取得したのを皮切りに1級を12歳で受験し13歳なりたてで取得した低年齢受験者だったからこそ、お子さまと保護者さまの学びたいポイントや、お悩みにお応えできると自負しております。

ご要望に応じてレッスンをいたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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私KOTAと話してみたいと思っていただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

本記事の続きはこちらになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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