最初で最後

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ブログにお越しいただきありがとうございます。
認知症の方を笑顔にする、高齢者のピアノ専門家Hitomiです。

私は今61歳ですが、歳を追うごとに
身体はもちろんですが
精神力の弱まりを感じます。

継続力や集中力
何より一番は、やる気の低下。

すぐに面倒になる、諦めに入る
そのくせ依存心や執着心は強くなる。

利用者さんたち、もちろん誰でも、ということはありませんが、
そのような傾向が見られるのは
人間が死に向かう過程なのかもしれません。

体力の衰えに伴う喪失感
社会から遠ざかっていく寂しさ
死に対する恐怖

修行や瞑想に程遠い一般人が
そのような状態になるのは当然といえば当然です。


きのう、寝たきりの状態が長く続いている80代の女性から
こんなふうに言われました。

『元気でええな、元気やったらなんでもできるもんな』

ハッとして、ほんとだなと思いました。

仕事やお金やパートナーのことで落ち込んで、
”もう生きてるのしんどいな、終わってもいいな”
と思うことも度々。

でも
『そうか、私元気なんだな、まだ何でもできるんだ』
と、改めて気づきました。

未来永劫、二度とこの体でこの容姿でこの心で生まれることはない、
最初で最後。

それなら、残り後20年余りの時間
いっぱいこの私を愛してあげようと
思いました。

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