餅は餅屋

長年気が遠くなりそうな下積みを経験されて、

今に至っていらっしゃる方からのご相談もいただくのですが、

これまで経験されてきたことの自負と、

多様化による時代の流れとの葛藤を抱えてのご相談が多いです。

どこかに所属してお願いしなくても、

SNSの普及や自分で世の中にアピールできる場が増えましたよね。

お気軽にお手軽に効率良く...着手しやすくなったのも事実で。

下積みで、数年間は野菜の皮むきしかさせてもらえなかったり、

日の目を浴びないところでコツコツと作業を繰り返す下積みをされてきた方にとっては、複雑なお気持ちになられるのも自然なことと感じます。

素人でも、たまたまそこに才能があり、注目され支持を得ることもあるかもしれませんが「餅は餅屋」「餅は餅屋に聞け」ということわざがあるように、

素人の及ぶところではない領域って感覚的に存在すると思うのです。

一見、地味で面倒な作業でしかないようでも、

そこに携わった時間が、奥行や深み、精神力を培うことに繋がっているんだと...

特に料理やモノづくりには、誤魔化しがききませんし、

多様化しているからこそ、そこに培ってきているものがなければ、

求めている方々は見抜けるのだと思います。

雰囲気に余裕がある方の大半は、たくさん失敗もし、

時間をかけて育て上げてきたものがあってこそ。

ご相談者様を通して、やはり行動や経験があってこそ！と

感じさせていただくこともあります。本当に有難いです。

今年は実行、行動で、自分に経験をさせてあげる一年にしたいですね！