前回、ハクトウワシのホメオパシーのレメディについて書いたので、
今日は、鳥つながりでハヤブサのレメディについて書いてみたいと思います。
(前回のブログは、こちら↓)
まず、ハヤブサの生態と歴史です。
ハヤブサの大きさは、カラスくらいの50㎝弱の大きさ。
狩りをするときの時速390kmの猛スピードで急降下するのが特徴です。
空中で鷲掴みにして蹴り落とすことで、獲物を弱らせます。
通常、巣は作らずに岸壁などのくぼみに住まいを作り、
3~4個ほどの卵を産み、雛が孵った後は、雛が育つまで、
オスが雛と共にいるメスに餌を運んで育てるようです。
ハヤブサがハクトウワシと大きく違う部分は、
人間との関係が大きいと思われます。
ハヤブサは、4000年以上前から狩猟として人間に関わってきました。
ヨーロッパでは、鷹狩りは、中世、ルネサンス時期まで続き、
東洋でも鷹狩りの歴史があります。
鷹狩りには、ハヤブサの足にリードが取り付けられ、
狩猟中に気が散るのを防ぐために頭巾をかぶります。
第二次大戦では、伝書鳩はコミュニケーションツールでもあったのですが、
ハヤブサにとってハトは餌であったことで、
大切な通信手段が失われることを懸念し、大量虐殺されたという過去もあります。
ホメオパシーにおいて、ハヤブサのレメディのテーマは、
「プライドと屈辱、支配」です。
言い換えれば、他人からの征服や支配への抵抗です。
ハヤブサが人間に鷹狩りとして使われてきた過去があるように、
「自由に生きたい。けれど、足にはリードが繋がれ、
自由に飛ぶことができない。屈辱。」という感情を抱きます。
また、家族から逃げたいという欲求もあります。
家族は、逃げたくても逃げれないリードのようなものですよね。
また、怒りがとても強いにもかかわらず、
鷹匠に受け入れるために自由を飽きらめてしまうところもあります。
また、自分を過小評価してしまうこともあります。
あきらめることで身体的に手や腕に麻痺がおこったりもします。
現実逃避からアルコールへの依存もみられます。
幼児期の虐待を受けた人が使用するレメディでもあります。
同じ鳥のレメディも人間と関わった歴史があることで、
感情や精神、また、身体的な部分が大きく変わることはとても興味深いなと感じます。
過去に見たケースですが、大家族の母親のケースがありました。
まだ手のかかる子供が多く、世話に明け暮れる毎日。
自由になりたいけど、足枷をつけられたように家族のことで毎日が終わるというマインドを持った方でした。
身体的な症状は特になかったように思いますが、
このハヤブサのレメディで苦しい心情が少し解放できていました。
子供に手のかかる状況は変わらないのに、レメディを取ることで、
そこに対する見方や持つ感情に変化が起きるのが、
ホメオパシーの面白いところです(^^♪