合格小論文(大学院入試 小論文)

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 皆さん、こんにちわ。合格サポーターの佐々英流(ササエル)です。今回は、大学院の入試小論文を取り上げます。


✅大学院入試 小論文とは

大学院入試でも小論文試験は、頻出です。何故でしょうか?大学が、レポート作成を中心とした教育を行い、最終的に卒業論文という形で、結実させることを考えれば、当然ですね。つまり、大学でしっかり学んできてかどうかを確認する上で、小論文という形式は最適だと言えるでしょう。

 では、大学入試の小論文とは、何が変わってくるのでしょうか?それはやはり、想定される受験生のバックグラウンドの違いですね。大学院入試では、とうぜんながら、大学卒業を前提としてる大学生、または、社会人の方が、受験されます。つまり、大学4年間で、すでに論理的思考と専門分野の基礎知識を身に着けたことを前提として出題されるのです。

 これに対し、大学入試の小論文では、まだ小論文の書き方もよく知らない高校生を相手に、出題されるため、総じて、レベルは低くなります。このため、受験前に、小論文を少し学べば、十分、合格の可能性が出てきます。大学入試の小論文は、ビックチャンスと言えるのです。

 大学院試験の小論文は、そんなに甘くありません。当然に、大学院入試の小論文試験で、要求される学力レベルは大きく、跳ね上がるわけです。

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✅大学院入試 小論文試験の実例

 ここで、実例を見てみましょう。関西学院大学専門職大学院(経営戦略研究科)の過去問事例です。(各自検索お願いします。)

 リード文に続いて、問1で経営改革の課題の論述、問2で、解決のためのアプローチを求めています。

 リード文では、『あらゆる組織で経営改革が求められており、様々な問題に対し、経営課題を抽出して、優先順位をつけて、解決に取り組む必要がある。』と書かれています。このサクッと要約する力がまず、求められているわけです。

 こう見てくると、小論文の中で、具体的に何を書けばいいのか、はっきりしますね。そうです。
問1で、経営課題を複数書き出し、
問2で、それに対して、どう優先順位をつけるのか、その考え方を書けばいいわけですね。

どう優先順位をつけるのかを、あえて経営アプローチという言葉に言い換えているわけです。これをリード文と見比べて、特定する必要があります。まさに、国語の読解力が、試されているわけです。
 このように、現国の力は、あらゆる試験のベースになっているとも言えます。

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