お疲れ様です!宅配業の大変な所10選

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ビジネス・マーケティング
毎回インクが切れかかっているボールペン使って必死にサインするお宅あるけど、なにも百均でハンコ買って玄関に置いておけばお互い楽なのになぁ…。

あー失礼しました!お疲れ様ですしっしーです!よろしくお願いします!
「てゆーか、オマエは何者だ!?」
という件ですが、私は以前、日本郵便さんのゆうパックの配達を業務委託契約で6年間やっておりまして、その時の経験を活かして、これから宅配業を始めようとしている方の手助けになればと思い、記事を作成している次第です。なにぶん、ゆうパックの配達しか経験が無いので、他の業者さんには当てはまらないこともあるかと思いますが、その点はご承知おき下さい。

ということで今回は、宅配業の大変な所10選ということで、二ケタいっちゃいました(汗)。宅配って簡単そうに見えるでしょ?大変なのよこれがまた…それでは参りましょう!

不在


まずは、さっそく来ました「不在」です。我々配達員にとって、嫌いな言葉ナンバー1と言っても過言ではない。それが、「不在」です(笑)。
どんな大きな荷物や重い荷物でも構わないから、とにかく在宅していて下さい。それが私たち配達員の願いです(笑)。
あからさまな不在はいいのですが、特に個人的にしんどいのは、

「いらっしゃるんだろうけど、たまたまタイミング悪い時に来てしまった不在」

です。
明らかにいらっしゃるような雰囲気なんですけど、たまたまちょっと出かけていたとか、掃除機をかけていて聞こえなかったとか、トイレにいたとか、お風呂に入っていたとか、ほんの少しのタイミングに恵まれなかった時はしんどいですね。応答が無い以上待っているわけにもいかず、不在票を入れるか、電話するか、後でまた来るかの判断を迫られます。このように、配達出来るものと思っていた所が不在だったりするのはかなり疲れますね。

特に我々委託業者は、配達しなければお金になりませんから、不在が多ければ多い程、タダ働きをしているだけなのです。
とは言っても、家から一歩も出ず、ずっと在宅しているなど無理ですし、急用が発生して在宅出来ないなどの状況は往々にしてありますので、受け取る側と配達する側の相互理解が欠かせません。

再配達


我々配達員にとって2番目に嫌いな言葉と言っても過言ではない、それが「再配達」でございます(笑)。数ある再配達の中でも、特にきついのは、「ついさっき伺ったばかりの所からの再配達依頼」と、「初回はほぼ不在で、再配達の時間指定が必ずと言っていいほど20時~21時の時間指定」です。結構精神的に参ります。でもまあ、これは仕方ないですね。なんにしろ、受け取って頂ければ、それで我々配達員はぐっすり眠れるのです(笑)。

時間指定


我々配達員にとって3番目に…しつこいですね。失礼いたしました。
不思議と、ひとつの時間帯に荷物が集中してしまう時があるので、そうなると大変ですね。指定のない荷物も行きつつ、時間帯も守りつつなので、時間配分が気疲れする所ですね。
また、「何でこの時間帯?」っていう荷物が結構あります。老夫婦のお宅に20時~21時とかですね。案の定、警戒されます。
でもまあ、なんにしろ、受け取って頂ければ…しつこいですね。失礼いたしました。

耳が遠い


高齢化社会ということで、心なしか、おじいちゃんおばあちゃんと接する機会が増えてきているように感じております。その中でも耳の遠い方のお宅は大変で、とあるお宅では、まずピンポンで応答が無いのは当たり前で、耳を澄ますとテレビの音が聞こえるので玄関を開けて(本当は勝手に開けてはダメ)

「ごめんくださーい」

と何度か声をかけるも応答なし。茶の間では話し声も聞こえているのに…そして次の手段として記載されている電話番号に電話をして、ようやく気付いてもらう。といった所もあります。最悪、電話にすら気付いてもらえず、泣く泣く不在票を入れて持ち戻るか、あとで再度伺うかの判断に迫られます。時間に余裕のある時ならまだしも、カツカツで荷物を持っている時などは、もうたまったものではありません。また、不在票を入れたら入れたで、

「いたのに不在票が入っていた問題」に発展することもあります。勘弁して下さい(泣)。

インターホン問題


インターホンが壊れている

鳴らないようにスイッチを切っている

外では鳴っているが、中では鳴っていない

外では鳴っていないが、中では鳴っている

インターホン自体無い

インターホンはあるが部屋の構造上聞こえにくい

門の鍵が閉まっていてインターホンが押せない

インターホンに関して思いつくだけでこれほどの状況があり、非常に神経を使います(汗)。
鳴っているのかわからない場合はノックもしてみたり、門の鍵が閉まっている場合は電話してみたりと、悪戦苦闘の日々でございます。
それで不在票を入れたら入れたで、

「いたのに不在票が入っていた問題」に発展する場合もあります。勘弁して下さい(笑)。

ポストがない


いや、受け取る気ありませんやん!(笑)

ということで、この仕事を始めてみてわかったのですが、ポストがない場所も実はあるのです。なので、不在の場合はドアに挟むしかないのですが、強風で飛ばされたり、盗まれたりしないか心配になります。こればっかりは、ポストを設置して欲しいと心から願います。
それで後になって「不在票が入ってなかった問題」に発展することがあります。勘弁して下さい(泣)。

住所、あて名が間違っている


こういう荷物、ほぼ毎日あるんです。経験を積んだ今となっては、間違っていても大体気付けるのですが、始めたての頃は、それはもう地獄でした。正確な情報を調べるだけで時間が奪われ、配達が進まず荷物は溢れ、何度逃げ出したくなったことか。なので、みなさまに置かれましては、送り状に記載する際には正確な情報と確認を、切にお願い申し上げます。以前○○県○○市までで記入が終わっているのがありました…。なんでやねん!(笑)

現場事務所の荷物


これはどういうことかと言いますと、広い区画に工場を何件か建設中で、建設業者が土地の敷地内の至る所にプレハブを建てて点在しているといった状況で、その数ある中のひとつの建設会社に荷物が届いたわけです。私は現場に到着するものの、入り口が何か所もあって、警備員さんに聞いても把握出来ておらず、電話するものの忙しいのか応答なく、あっちこっち訪ね回ったあげく、ようやく折り返しの電話がきて判明したといった状況でした。それ以来、建設中の所があるたび、いつ荷物が届いてもいいようにチェックするようになりました。

遅延


災害や天候等の理由により、物流が滞り、荷物が遅延して到着する場合があります。こうなると、遅れた分の荷物と通常通りの荷物がまとめて押し寄せることになるので、それはもうバタバタです。中には遅れて届いた為に気分を害されてしまう方もいらっしゃるので、非常に神経を使いますね。
また、こういった状況により、物量が多くなって人員が追いつかない場合は、「日付指定が入っている荷物」が優先されますので、どうしてもその日に受け取りたい、または送りたい荷物がある時は、日付を指定することをお勧めします。

車のトラブル


個人的にはこれが最も大変です。中でも多いのは、やはり、パンクとバッテリー上がりですね。そりゃあもう、バタバタです。
車の点検はこまめに行いましょう。

まとめ


ということで今回は、宅配業の大変だと思う点を10個挙げてみました。この大変さは、実際に経験してみないと伝わらないと思います。この他にもまだまだあるよという声が聞こえてきそうです。配達員の方々、日々お疲れ様です。この業界を知るまでは、配達員の存在など気にも留めていませんでした。なんなら、いない時に来る方が悪いぐらいに思っていました。反省。
大抵のトラブルは知らない為に起こります。
「知る」ことで「理解」を深め、「行動」に移して参りましょう!

それではいってらっしゃい!!
読んでいただきありがとうございました!
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