ここでは Eclipse GlassFish を使うことにする(バージョンは 7.x 系)。
公式サイト: glassfish.org
開発リポジトリ: github.com/eclipse-ee4j/glassfish
GlassFish の管理操作には asadmin を使用する。これは GlassFish のインストールディレクトリの glassfish/bin/ ディレクトリに置かれているユーティリティで、例えばドメインをスタートさせるときは下記のようなコマンドを使用する。
asadmin start-domain <ドメイン名>
GlassFish にはドメインという概念があり(注意: IPアドレスと対応するインターネットドメインのことではない)、これは異なる組織、管理者の間でひとつのGlassFish サーバーを共有することを可能とする管理の単位のようなもの。
このGlass Fish ドメインは GlassFish インスタンスのグループからなる。GlassFish インスタンスとは、GlassFish が動作しているホスト上のひとつのJava仮想マシン(JVM)のこと。1つのドメインにはデフォルトで "server" というインスタンスがつくられる。基本的にはこのインスタンスにアプリケーションをデプロイして使用する(複数インスタンスをつくることもできるがここでは触れない)。
各ドメインはドメイン管理サーバー(DAS)を持ち、管理コンソールアプリをホストしている。(ブラウザで localhost:4848/ にアクセスするとドメインの管理画面が表示される。)