「K」の参加も決まりいよいよ本格的な活動を始めた私たち。
相変わらず「化学反応」での「爆発力」は健在でした。
ちなみに「K」の容姿のイメージは
ジャニーズ事務所の「亀梨和也」さんと俳優の「鈴木一真」さんを
いつも「面倒くさそう」な態度をしている感じです。
ま、要するにこいつも「イケメン」ですわ。チクショー!
「イケメン」ベーシストと「アフガン・ハウンド」ドラマーを引っ提げて
「H」は地元のライヴハウスや都内のライヴハウスの出演を繰り広げます。
あ、そうそう。もしも万が一これを当時のマネージャーが見ていたら怒られ
そうなので、いちお紹介しておきます。
(対応が雑なのは今後話して行きます)
当時、私達には自ら名乗り出たマネージャーがつき始めました。
彼女は私達よりも年上の「お姉さん」的な女の人でした。
マネージャーの「素質」は良く、私や「K」がアルバイトをしている間に
様々な場所での演奏の「許諾」を取り付けてくるのです。
「お金は、あんた達が売れるまで出世払いでいいよ。」なんて感じで。
しかし、どうやって取ってきたのかは私達(私とK)には教えません。
常に「H」と行動を共にし、都内に行っては様々な場所での「交渉」を
結んできます。
本当によくできた「マネージャー」だと思いますよ。
「それ」だけを見れば。
(この話は別の機会に詳しく)
何度目かのライヴ出演の後です。
「今度、一回あんた達を連れて行かなきゃならない所がある。」と言います。
その日は絶対に空けておけと。
当日、私達は今できる「おしゃれ」をし「H」のBMWで都内へ向かいます。
着いたのは表参道。
目の前にはデカいビル。
「この中に用事があるの。」と、彼女に着いて行きます。
受付にアポの確認を済ませ、エレベータに乗り、着いた先には
なんか見た事あるレコード会社のロゴ。
私:「え?ここって?まさか・・・・。」
マネ:「あ、わかった。そう、んじゃ会いに行きましょうか。」
私:「ん?誰に?」
マネ:「とにかく、失礼の無いようにね!」
廊下の先にはレコード会社の部署がいくつも並んでおり、その先に通される。
?:「やぁ!きたきた。待ってたよ!よろしく〜。」
マネ:「あぁ、どうも〜お忙しい中わざわざお時間いただき〜。」
みたいなやり取りからの話し合い。
マネージャーとの話もひとしきり終わると
?:「おぉ、君達いいじゃん!もう、なんかこうスタイルが決まってるって
いうか、もうあるもんねキャラとかオーラとか!」
私:「は、はぁ。あ、アザース!」
K:「どうも‥。」
H:「このメンバーなら俺の曲も発揮できるし、行けますよ!いつでも!」
?:「んん〜。でもねぇ〜。」
H:「何か不安ありますか?」
?:「いや〜、最近さCD売れなくなってきてるでしょ?うちもこれから
どうやってこの状況を打破していくかで手一杯なのよ。
多分ねぇ、これからはインターネットがもっと便利になって…。」
今思えば、さすがこの業界最前線で働いてる人だと思いました。
(当時は2005年、アイフォンもまだ無い時代の頃です)
見事、時代の先を見据えた戦略を教えて下さいました。こんな犬に!
マネ:「いい仕事できると思うんです、この子達〜。」
?:「まぁ、そうですね。色々と段階は踏んではもらう形なら〜。」
みたいな感じの会話に。
私の心の声:「あ、やべ。ウンコしたい。ウンコ!」
?:「今以上に活動の範囲を広げて、東京を中心に名古屋、大阪は絶対に…」
私:「あ、あの〜すみません。」
?:「ん?どうしたの?」
私:「大変すみませんが、おトイレはどこでしょうか?」
?「ん?あ!あはっははは〜!ごめん、ごめ〜ん!んとね、そっちだよ!」
私:「す、すみませ〜ん!」
バタバタバタバタバタ。
ガタン、バン。
ズル、スッ、〇〇〇〇○〜!!!
ふう〜( ^_^)/~~~!
ジャ〜♪
トイレに飾られた有名シンガーのポスターを眺めながら私はレコード会社に
「置き土産」をして来ました。(ちゃんと流しましたよ!)
やっぱり、一流の会社ってトイレも一流なんですね〜。
次回へ続く!
音屋のkatsu