ふるさと

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ふと先日思い立って 急に 私が子供の頃育った町に出かけてきました。
私は、生まれは都内ですが、私が生まれるとすぐに 両親は千葉県の船橋市に引っ越したので私はそこで育ちました。
船橋市といっても外れの方で 総武線の津田沼駅から更にバスに乗ってやっと辿り着くところでした。
父は当時日本橋の会社に勤めていたのですが、同僚から通えるのかと聞かれたそうです。
私の家が突き当たりで、その先は畑と松林、さらに奥に行くと田んぼという環境でした。
その地に私が30近くまで両親は住んでいて、その後の引っ越し先も千葉市だった上に私自身も松戸市に持ち家しましたので、ふるさとは遠い町ではなく、出かけようかと思えば出かけられる距離にありますし、事実4-5年に一度は足を運んではいます。

出かける度に町は変貌していきます。
それでも 昔を彷彿とさせる場所を見つけてなにがしか懐かしさを感じてくるのです。
今回、出かけたときに、まさに当時私が暮らしたコアとでも言うべき場所に差し掛かった時に私に突然 もはやここに来るとこは二度とない という気持ちご襲いました。
胸を締め付けられるような ある意味苦しい感情でした。
涙もでない乾いた悲しみ、予想しない悲しい感情でした。
最早、自分がこの世界から切り離されてしまったような気持ちでした。
一昨年に母を亡くしたこと。
つい先日私が軽い脳梗塞の発作を起こしたこと等が原因かもしれません。
私が暮らした世界はもはやこの世にはなく、それを共有できる父母も亡く、兄弟とは別の人生を過ごして長くなります。
兄弟とはそういうものですね。

先日あの世という概念は 世代間の引き継ぎのため必要な概念であるとの 話を耳にしました。
なるほどと思ったのですが、なかなかに難しい作業です。
いつか共有したい家族が現れることを意識して、家族やふるさとの記録を残す必要ごあると感じた次第です。
私のようにふるさとが割りと近くにある場合でもそうなのですから、まして遠くにある方は残すべきどと感じます。
お手伝いします。ふるさとの記憶を残しませんか。
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