数々の名作照明が誕生した、モダン照明のトップブランド『FLOS』

イタリアを代表する建築家でありデザイナーでもある『Castiglioni brothers（カスティリオーニ兄弟）』を中心に創設された『FLOS（フロス）』。

スタイリッシュで洗礼されたデザインとそのクオリティの高さから、

高級ホテルで採用されることが多いとか。

FLOSは世界中のトップデザイナーを起用した作品を発表し続け、今なお世界中で愛され続けているブランド。

FLOSといえばおしゃれでスタイリッシュなデザインが特徴的で、モダンなインテリアによくあいますが、インスタグラムやPinterestを見てみるとモダンな空間だけてはなく、POPなお部屋でも取り入れられてる。

どんなお部屋でも相性がいいのってすごい。

同じ照明でも、空間が違うだけで全然違う見え方をするのもまたFLOSの魅力的。

FLOS（フロス）

出典：maarket.jp

FLOSは1962年に『アッキーレ・カスティリオーニ』と『ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ』のカスティリオーニ兄弟によって、イタリアで誕生した。（２人はイタリアのミラノ生まれ）

FLOSとは、ラテン語で『花』を意味する言葉で、ピエル・ジャコモ・カスティリオーニが名付けたものだそう。当時アメリカで新しく開発されたばかりの、特殊な素材技術『cocoon』を利用した照明を開発したことが有名である。

会社設立から4年後にはFLOSのショップがミラノにオープン。その後1971年には、ドイツに会社を設立。翌年にはニューヨーク近代美術館MoMAのデザイン展に出展。その後作品の多くは『MoMA永久コレクション』にも選定され、その名を世界に広め続けていきました。

そして、20世紀末に『ピエロ・ガンディーニ』（現経営者）へと引き継がれて、新たなステージへと向かっている。

代表作品

lCシリーズ

ブランドを代表する『ICシリーズ』はマイケル・アナスタシアデスがデザインしたものです。（地中海のリゾート島と知られるキプロス出身）

出典：FLOS

コンタクトジャグリングという、身体からボールを離さず、まるで宙に浮いているかのようにボールを手や体の上で転がす技をご存じでしょうか。lCシリーズの照明は、まさにこの技からインスピレーションを受けたそう。

また、『IC』という名前の由来は、英国入国管理局が用いる移民を分類する識別コードから名付けられたんだとか。

アナスタシアデス自身、キプロ出身の外国人デザイナーだったため、この照明に彼の心の不安定さを表現したらしくて、驚いた。

ラグジュアリーホテルで見かける。

出典：IKEDASHOP

ARCO（アルコランプ）

出典：カッシーナ

FLOSのラグジュアリーフロアランプといえば、この『アルコランプ』。

ARCOはアーチという意味があって、まさにそのとおりの形になってる。重厚な大理石ベースの土台から、ステンレスのポールが華麗なアーチを描く姿は見る人を圧倒する存在感。

出典：maarket

デザイナーの『アッキレ・カスティリオーニ』は、街灯からインスピレーションを受けてアルコランプをデザインしたと話ている。アーチを大きく描くことで、電源の取れないところにも光が灯るようにしたかったんだって。

確かにこれなら、天井もスッキリしててより上品な印象がでる。

価格：348,700 円（税込）もしますが、リプロダクト品は70,000円ほどで販売されてる...

すごい時代になった。

MAYDAY（メイデイ）

出典：センプレ

用途を選ばないデザインが人気の一つの『MAYDAY』。

家具や食器など、幅広い分野で活躍するコンスタンチン・グルチッチ

出典：センプレ

MAYDAYは、簡単に持ち運びができるので、読書灯として手元を明るくしたり、

ベランダに持って行ったりなど、持ち主の気分によって使い分けができるのが素敵。

名前の由来がわからないので、どなたかご存じなかた!!教えてほしい...

詳しくは別のブログ記事に書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

Lampadina（ランバディーナ）

出典：FLOS

今個人的に一番ほしいライト。

６色展開ですごく可愛い。ベースが、映画のフィルムを巻くアルミニウムのリールになってて、素敵。

出典：maarket

BELLHOP（ベルポップ）

出典：マスターウォール

優しく柔らかい光を特徴とするオブジェを作りたいという願いから生まれた『BELLHOP』。　

新しくロンドンデザインミュージアムのレストランに提供するためにデザインされたそう。

出典：マスターウォール

デザイナーは、イギリスを代表するデザインユニット、『エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビー』。（他にもvitraから出てるTip Tonも彼らがデザインしたもの。）

ワイヤレスでどこへでも持ち運べるのが便利で人気な理由の一つ。見た目も可愛らしい。この照明は、色味によって高級感ある空間やPOPな空間にも合わせることができるため、幅広い層に人気がある。

出典：FLOS

新しく2色加わったけど、どっちも柔らかい印象で可愛い。