中学受験の明日のために その83 書く効用

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学び
 書く習慣をつけると、良いことがたくさんあります。

まずは記憶に残りやすい。五感を刺激するので記憶に残りやすいのです。

次に、考えが整理される。頭の中だけで考えていると、どうしても雑念が混じるので、整理されにくいことがよくあります。書くことで思考が整理され、新しい発見があったり見落としていた部分に気づくことができたりします。さらに、書くことで考えた痕跡を残せるために、覚えておく必要がなく、思考を先に進めることができます。

最後に最も良いことは、受験に限らず大人になっても大いに役に立つことです。将来どんな仕事をするにせよ、書く能力を必要としない仕事はありません。仕事は、何かしら人に伝える場面があるので、その度に書く能力が求められます。特にこれからは、リモートワークが当たり前の世の中になる可能性があるので、直接連絡がつかない相手に書いて伝える能力は必須なのです。

受験はその練習だと思ってください。答案に答えを書くというのは、採点者に自分がどこまでわかっているかを伝える行為です。いくら頭でわかっていても、書いて伝えることができなければ0点です。それは大人になっても同じです。相手に伝わらなければ意味がないのです。話して伝えることも大事ですが、書いて伝えることも同じくらい大事なのです。

字は綺麗でなくて構いません。読める程度の字で十分なのです。しかし、論理的に相手を納得させる書き方ができなければ他人は認めません。論理的に書く能力は、受験勉強で身につけることができます。

受験は、ごまかしが一切きかないシビアな競技です。ここで合格を勝ち取る人が将来レベルの高い仕事を任され、高い給料をもらえることが多いのは、論理的で正確に相手に伝えることができるため、相手から信用を勝ち取れるからです。

書ける能力は、とても得する能力だとわかっていただけたでしょうか?多くの人は書くのが嫌いですし苦手です。だからこそ、得意になると将来得することが多いのです。まずは授業の板書を写すことからで構わないので、書く習慣を身につける事をお勧めします。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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