不倫の本質は大人の前で子供になれること

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 親友にですら「うやめておけ」と言われたり、時には軽蔑されてそのまま友人関係が壊れたり。
 不倫にはいいことなんて何もないように見えるけど、どうしても人は不倫をやめられません。

 なんでなんでしょうね。

 かくいう私も、20代の頃に旦那さんのいる女性を好きになって、旦那さんから引き離した上で同棲、結局相手の女性が自殺未遂で破綻という悲惨な過去があるけど、不倫に悩む人を非難することができません。
人間の心の状態は、親と大人、そして子供の3つの部分があります。誰でもこの要素を持っていて、社会生活のなかでそれを使い分けています。
大人のフリしてもどうしても、心の中に子供の部分はあるし、否定したくない。

その思いを受け止めてくれる人が現れる時、人は不倫にずるずるっと傾いてしまう。

恋人って、時には相手の前で子供になれたりするのが一番居心地が良かったりしますけど、ついつい気がついてみると、お互い大人の関係になってしまう。
言いたいことも言えないとか、これを言ったら嫌われるとか、そういう思いがあってどうしても素のままの自分が出せません。
年齢の差とか家庭環境の差って、これを埋めてくれるんですよね。

この人は自分の日常とは違うところで、自分の知らない世界を持っている。
年上の男性に女性が惹かれたり、その逆に年上の女性にしか興味のない男性もいます。
自分の生活圏と違うところにいる人だから、素のままの自分になれる。

それは不倫も同じこと。

年が上というだけじゃなくて、相手が自分の知らない家庭というものを持って、自分には分からない別の生活をしている。
それって嫉妬に狂う場合もあるけど、でもなんだか不思議で、家庭では良い夫でありお父さんなんだろうな、思っても自分の前では子供になってしまう男性にはまってしまったりしますよね。

女性に対してもそう。

家ではお母さんとしてきちんとやっているんだろうな、と思いながら自分の前では、とくにベッドの中などではまるで、高校の同級生みたいに可愛くなる不倫相手の年上女性。
このギャップが不倫から抜けられなくなる魅力となっている。
それって否定しなくても良いんじゃないか、というのが私の立場です。
どんどん不倫をしたら良い、っていう無責任なことを言っているのではなくて、みんな大人のフリするのに疲れているんですよ。

そして、自分も子供になりたいし、子供になった相手を愛おしいと思う。
それが、いっときの関係であったとしても、自分の前だけでは本当のその人になっている。
これって、素晴らしい体験じゃないでしょうか。
でも、悩みはつきませんよね。

私が純愛タロットファウンテンを名乗って占い師活動をしているわけはそこにあります。
不倫の純愛部分を大切にしてあげたい。

少しでも傷つく人が少なくなる形で、でもその不倫そのものを否定しなくても良いような、そんな世界を見せてあげることができれば……。

そう思って私は今日も、電話占いの待機時間をすごしています。

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