バースプランの薦めとパパの関わり方の３つのポイント

バースプランって知っていますか？

最近はどこの病院でも事前に聞いてくれるので、妊婦さんはみんな知っているかもしれませんね。知らなかった旦那さんはここでバースプランについて学んで、奥さんと自分たちならではのバースプランを立ててみててください！

バースプランとは

どんなお産をしたいかや、分娩前後の医療処置、お産後の赤ちゃんとのことなど、自分らしいお産をするために希望することを書き、産院に提出するプラン。書き込むための用紙を渡してくれる病院もあります。
　出典　コトバンク 

例えばですが、うちの下の子の時は、病院から以下のような質問が書かれたバースプラン作成のための用紙をもらいました。

これらの質問に答えながら、さらに要望がある場合は主治医、助産師さんたちと認識をあわせていく形です。なお、希望することではなくて、希望しないことを書くのも重要です。例えば、出産直前の準備室には夫以外入れないで欲しいとか、自分にとってして欲しくないことがあればそれも是非書きましょう。

　　・旦那さんの立ち合いを希望しますか

　　・お子さんがいらっしゃる場合はお子さんの立ち合いを希望されますか

　　・出産のときに流して欲しい音楽はありますか

　　・カンガルーケア※を希望しますか

　　・写真撮影やビデオ撮影について何か希望がありますか

　　・出産直後からお子さんと一緒に過ごしたいですか

※カンガルーケアとは出産後すぐに赤ちゃんをママの胸に抱かせて、直接肌を触れ合ったり、話しかけたり、授乳したりすること

出産は子供がこの世に出てくる初めての大事な瞬間です。それをお父さんも含めた親子でどう迎えたいか、というものですね。それをちゃんと事前にお医者さん・助産師さんたちに伝えておき、理想の出産を迎えることが目的です。是非、夫婦で話し合って決めましょう。

ただし、1点だけ注意点があります。すべてが希望通りにはならないかもしれない、ということです。出産は命がけです。もしかしたら緊迫した状況になるかもしれません、さすがにそういう時は希望がかなわないときもあります。また、緊迫はしていなくても、赤ちゃんや母子の健康を優先することもありますし、病院の設備上無理なこともあります。第一は母子健康でいられること、なので、その点は覚えておきましょう。

パパとしての関わり方

説明してきた内容からわかるように、基本的にはバースプランの主役はお母さんと生まれてくる赤ちゃんです。それは念頭に置いた上で、ではパパとしてはどう関わっていけばいいのでしょうか。実際に2回のバースプランを立てた経験から、パパの関わり方について３つのポイントをまとめました。

①脇役として積極的に参加する

主役はお母さんと赤ちゃんですが、お父さんも我関せずではなく、積極的に参加しましょう。お母さんが「こういうのがいいと思うんだぁ」と話をしているときに、「いいんじゃない」なんていう返答は決してしないようにしましょう。

考えてみるとお父さんとしてもいろいろ希望はあると思います。一番は立ち合いですかね。立ち合いしたい、これも立派なバースプランの一部です。あとは例えば、出産までできる限り奥さんのそばで背中を撫でたりしたいので一緒に部屋に入りたいとか、生まれる瞬間をビデオに収めたいとか。

できる限り具体的にその瞬間を想像して、出産への自分の関わり方を決めましょう。

②バースプラン実現のための準備はパパが主役

バースプランを決めた後、それを実現するための準備が必要になります。例えば、出産のときに音楽を流したいのなら、その音源をCDか何かで用意する必要がありますし、出産の瞬間をビデオにおさめるのならビデオの準備や実際にどのタイミングで病室に入るとか、安全な出産のためにやってはいけないことなどを確認しておく必要があります。

そうした準備はパパが主役でやりましょう。お母さんと赤ちゃんのために裏方は買って出るのです。そうすることで、自分も一緒に出産を乗り越えたという大きな財産になります。子供が成長したときに、「お前が生まれるときにはね、」なんて語ることがきちんとあるのは親と子の絆としても大事です。

③裏バースプランの薦め

これは、提案です。パパ独自でバースプランを用意しておき、お母さんと赤ちゃんにサプライズになるようなプレゼントをしましょう。

例えば、私の場合は出産直前のお母さんの様子、お父さんや家族の待合室での様子、出産直後のお母さんと赤ちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんとの初対面、お母さんの初めての授乳や病室での様子を写真集とショートムービーにして、後でプレゼントをしました。後から見返せるものなのですごく喜んでくれました。（出産で苦しんでいるシーンについては、なぜこんなものを撮るんだと怒られましたが笑）

知り合いのお父さんは出産直前～直後のいろんなシーンを写真にしてカレンダーを作ったりしていました。

もし余裕があるのなら、そうした裏バースプランを是非立ててみてください。