私もかつて、大学時代に登校できない時期がありました。不登校というわけではなく、とある事情で授業に出られなくなってしまったのです。
のちに、私の母は「あの時は悔しかった」と私に打ち明けました。当時、コカ・コーラを片手に、若者がローラースケートを楽しむテレビCMが流行りましたが、それを見ながら「絶対に、何としても、Mayukoを大学に戻して見せる!」と誓ったのだそうです。自分の娘はこんなところで埋もれてしまうような、価値のない子ではない。もっと学生生活を謳歌し、人からも称賛され、世界に羽ばたいて行くべき子なんだ!と叫び続けていたのでしょう。
私自身、人の子の母となった今、当時の彼女の気持ちが痛いほど解ります。そうです。「学校なんて、別に行かなくてもいい」などというのは、親のホンネではないはずなのです。
そんな親御さんたちの想いに、応えていきたいと思っています。