クライアントからの報酬未払いにおける回収手順

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ビジネス・マーケティング
フリーランスに度々付き纏う報酬未払いの問題。

一説にもよると報酬未払いの経験があるフリーランスは約7割とも言われています。

そういった報酬未払いを防ぐ方法については別記事にて配信しておりますが、今回は予期せず未払いが発生してしまった際に、どうやってクライアントから報酬を払ってもらうかといった手順と方法について紹介していきます。

最初に抑えておきたいポイントを幾つか記載しますので覚えておいてください。
・警察に相談しても対応してくれることはない(民事不介入)
・売掛債権には時効がある為、早めにアクションを起こす(最短で1年というケースも)
・SNSなどで相手を晒さない(名誉毀損で逆に訴えられる可能性あり)
・やり取りを全て記録していく(他者に流出は厳禁だが状況によっては録画や録音も有効)
・回収代行を他人に依頼しない(無許可の個人が債権回収代行をすると法的に罰せられることもあり)
以上を踏まえた上で実際の未払いに対して対応していきましょう。


1. まずは任意的手段で支払いを促す
回収の基本となるのはやはり電話かメールでの催促になります。

先方に対して支払いがどうなっているのかをまずは電話やメールで問い合わせをしてみましょう。単純に先方が支払日を誤解していた、失念していたというケースもあるので、まずは事実確認をすることが大事です。

その際の注意点ですが前述のとおりにやり取りを記録しておくことと、感情的にならないように注意してください。

現段階では相手に重大な過失があるかどうかは定かではありません。そういった段階で乱暴な言葉遣いや対応をしてしまうと今後の取引にも影響が出て来ます。

また電話やメールでの催促の順番ですが、まずはメールをはじめとした文字での催促をお勧めします。これは何故かと言うと電話口での「言ったor言わない」の誤解が生じにくく、文字であれば後々の証拠としても使い易いからです。

【まずはメールで催促するのがこちらの心理的負担も少なくて良いです】

電話での催促をする場合は、事実確認に重きを置き丁寧な口調を心掛けましょう。相手に分からないように録音しておくのも大事です。ただし録音データの流出にはご注意ください。

電話やメールで催促しても返事がなく連絡が取れない場合、また払う意思を感じられない場合は書面での通達を行うことになります。
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