「原発早く止めろ」:立憲民主党枝野幸男議員の主張

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立憲民主党の枝野幸男議員が、衆議院予算委員会で

「防衛費2倍にしなければならない深刻な事態ならば外敵に対して脆弱な原発を早く止めるのが安全保障のために最優先の一つだ」

と主張しました。

なんでも「原発はミサイルなんか弾き飛ばすというが、通常兵器でも原発周辺を破壊しまくって水や電力の供給を止めてしまえば、あるいはゲリラ部隊が来て水や電力の供給を止めてしまえば、放射性物質が拡散し、日本は崩壊する。

だから脆弱な原発を早く止めるのが安全保障のために最優先の一つだ」とのことです。

たしか枝野氏は東京電力福島第1原発事故発生当時には官房長官として、原発事故対応に走り回っていましたよね。

だからもう少し原発に詳しいと思っていたのに、そうでもないようです。

勉強しなかったのでしょうか。

原発は運転停止をしても危険でなくなるわけではありません。

本気で原発の危険性をゼロにしたいのなら、まず廃炉にしてから、解体し、未使用および使用済の核燃料、さらに放射性を有する原子炉の廃材をすべて処分しないといけない。

当然ながらこれには巨額の費用と多大の時間がかかります。

今でも福島第1原発の処理水の処分方法を見つけることができないのに、上に書いたようなことが簡単にできると本気で思っているのでしょうか。

さらに基本的なことをいうと原発など危険な力を内蔵する施設の攻撃は国際法で禁じられています。

もちろん、戦争になれば敵国はそんな国際法なんか無視するとの意見はあるでしょう。

しかし、実際、現在進行中のロシア・ウクライナ戦争でも原子力発電所への破壊行為は行われていないですよね。

なぜなら、そんなことをすれば報復として自分の国にもやられる可能性があるからです。

また、前にも書きましたが、戦争では相手国を完全に破壊したりしません。

戦争後のことを考えないといけないのです。

相手国を占領し、統治するのに国土を放射能汚染なんてしたら自分が困るだけです。

岸田文雄総理大臣は、上記の枝野氏の発言に対して、「防衛力強化はわが国への攻撃を躊躇させるために行うものだ。攻撃を未然に行わせないために防衛力強化は重要だ」と答弁しました。

そのとおりですね。

もしも攻撃されたらなんてことを考えて原発を廃止することはありません。

それほど原発が心配なら交戦状態になってから運転停止し、防衛体制を固めればいいだけです。

さらに、多くの人たちが指摘しているように、電力料金が上昇しつつある現在、原発を運転停止したらどうなると思っているのでしょう。

エネルギー料金がさらに高騰することは間違いありません。

当然ながら困るのは国民です。

立憲はなんでもかんでも政府に反対し、ろくに考えもせず思いつきで適当な主張ばかりしていますが、これではいつまでたっても支持率は上がらないでしょうね。

では


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