★月華の独り言その2★

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ご縁繋がりで言えば我が家の猫ちゃんも、ちょっとしたご縁で我が家にやってきたんですよね。
実はうちの娘が当時の勤め先がちょっと遠くて、電車で1時間、その後バスみたいな感じで通っていたんですけれども、その時によくバス停に現れる子猫ちゃんがいました。先にネタバレしちゃうんですが、実はそれがこの写真の子なんです。

そのバス停の近所には猫のたまり場のような場所があるんですが、どうもその子は周りの猫にいじめられてて、バス停の方で隠れてたらしいんですよ。
うちの娘は仕事帰りによくその子にあっていて、妙になつかれていたんですが、ある日を境にピタリと現れなくなった。
そうなると心配だから、猫のたまり場まで足を運んでみると、やっぱりその子はいなくて。誰かに拾われたのかなって思っていたんですが、ある日その職場の常連さんが、「猫飼わない?」と娘に話しかけてきたんです。

で、写真を見せてもらったら、子猫ばかり4匹。どうも兄弟姉妹らしくて、母猫もいない状態だったので保護したんだとか。
中でも1匹。兄弟姉妹からもいじめられている子がいると見せられたのがこの子。保護されないと餓死していたんじゃないかっていうくらい栄養状態が悪く、保護されてからも、兄弟姉妹にご飯を横取りされ続けて、なかなか健康状態も改善されないと聞き、これも何かのご縁だなぁともらい受けることになったんです。

普通猫ちゃんって、環境が変わるとすごくおびえるんですが、この子は家に来るまでの間中、ゴロゴロ言いながらすごく喜んで、やってきたその日から、まるで最初からうちの子だったみたいに甘えだして。
夜寝る時は添い寝して、娘がお仕事に出かける時にはお見送り。夜は23時になるとみんなを寝かしつけるためにパトロールしてくれます(笑)

栄養失調もすっかり良くなり、野良だったころが嘘みたいにすっかり家猫になっちゃいましたが。
幸いだったのは、いじめられて外でほとんどご飯にありつけなかったこと。
そのせいで栄養が足りない状態になってしまいましたが、それでもバス停にいる人たちの間では可愛がられて、時折ペットフードをもらっていたんだとか。
野良だったわりに人間の手からもらったものしか食べなかったせいもあり、おなかに虫がわかなかったんですよね。
今でもその名残か。どんな魚料理やお刺身がテーブルに置かれていても、「私ジャンクフードは食べないの」とばかり見向きもしません。
最初はゴボウより貧相だったしっぽや足も、今ではしっかりと丈夫になりました。そして進級してきた蚊も見逃さず追いかけまわし、今日も元気に自宅警備員をしてくれているんです。
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