"甘いヴォイスのレベチ絵プリンス"こと王子ケイが、脱・ココナラ初級者を目指して突っ走るこの企画。
題して『駆け上がれ★ココナラ道』。
全力でサービスに向き合うことで手に入れた"生きた"知識や"使える"技"、そして"売上直結"マインドセットをまとめ【ココナラ初・中級者が知るべきノウハウ集】として紹介していきます。
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駆け上がるべき目標は、ココナラ上級者の指標となるプラチナランカー!
他では読むことができない完全オリジナルのノウハウを紹介していきますので、どうぞワクワクしながら読んでください。この初・中級者"必携の"ノウハウ集は、ご自身のサービスに確実に売上をもたらすことでしょう。
それでは、駆け上がれ★ココナラ道!
「恋(こい)」だよね、ではなく、「変(へん)」だよね
『シンデレラ』のお話をご存知でしょうか。継母やいじわるなお姉さんに邪魔をされながらも最後は素敵な王子様と結ばれ幸せに暮らすという、あのお話を。
唐突ですが、あのお話って変じゃないですか?
もちろん物語ですから、魔法のような裏技があるのは当たり前。ガラスの靴がシンデレラだけにピッタリだったというような話の都合のよさとか、困難の演出のためにあまりにも姉たちが意地悪だという、笑ってしまうところがあるのも仕方がありません。
そういった野暮なツッコミをしたいわけではないのですが…やっぱりあのお話は変なのです。
2つの変な点
当たり前のように語り継がれているこのお話には、実は物語を盛り上げるために挿入されたと思われる変なポイントが2つあります。
どこでしょうか?
まず1つ目は、
「魔法使いが”夜12時まで限定”の魔法をかけた」
ところです。
たしかに魔法ですから、効果が切れることはあるでしょう。カボチャやネズミにも使っているので効力が持たない(?)のもわかります。
しかし12時というのは、シンデレラがお城に着いてからのほんの数時間です。どんなに綺麗なお姫様でも、王子の目に止まり懇意になるまでには短すぎる時間です。
これは、魔女のおばあさんがハラハラを狙っていたとしか思えません。
2つ目は、
「ガラスの靴”だけ”魔法が解けなかった」
ところ。
もちろん、物語の運びにケチを付けるのは野暮でしょう。ですが、他の魔法は解けたのに遠くにあった(?)靴だけが魔法が切れずに残された、というのはやはりとても不思議です。
そしてガラスの靴が王子の手元に残ったからこそ後のストーリー(王子が国中を探してシンデレラを見つけられた)が続くのですから、何かを感じないわけにはいきません。
「変だ」と言われるまで"変ではない"理由
もしこれら2つが、ただのお話の不思議さであれば指摘はしません。またグリム童話(『シンデレラ』はディズニー発じゃないですよ)は一種の口承伝でもあるため、必ずしも作者の意図でそうなったとは言えないでしょう。
しかし、現代に生きる人々にとって「長く読み継がれてきた物語」というのはある種の伝統です。上の2つのポイントにしても、変だと言われるまでは特に変だとは思われなかったのではないでしょうか。それを当たり前のものとして受け取っているからです。
しかし、それゆえに。
こうした伝統的な物語は、ときに我々を大きく縛ってしまうことがあるのです。
特にシンデレラこそ、僕には女性のある価値観を規定してしまっているように見えて仕方がないのですーー。
何が問題なのか?
シンデレラが持つ2つの変なポイント(12時まで限定の魔法/ガラスの靴だけ残る)の問題とは何か。
それは、シンデレラが本当のお姫様になるために「困難」と「王子の迎え」が必要だとされている点です。
これは、暗にそういう価値観を生んでいる、とも言えます。
いじめられ虐げられているが、本当は綺麗な女性であるシンデレラ。彼女の行く道は困難だらけです。
継母や姉の意地悪に終わらず、魔法使いによる"時間の制約"によって、せっかく王子と通じ合えた大切な場面はカットされます。
幸い、靴こそ王子の手元に残ったものの、危うくそれを履く順番さえ回ってこないピンチが訪れます。
もし、あそこで王子が必死になって探してくれなければ…もう永遠に姫になることは許されなかったのです。
これは、お姫様シリーズの中でも群を抜く困難さ。
奇跡に近い確率で困難を乗り切り、ようやく本来の自分を手に入れるのです。こうして、めでたしめでたしと同時に【困難こそ輝くための試練】【懸命な王子こそ輝くために必須】という価値観も持たされてしまいます。
これこそが問題であり、このお話を「変だ」と感じるべき理由なのです。
現代のシンデレラが持つべき価値観
今を生きるお姫様にとって、こうした伝統のあるお話は愛すべきものであると同時に、改めてご自身の考え方を見直すためのものになるべきです。
現代のシンデレラは【困難こそ輝くための試練】という価値観よりも、【本来の輝きに気が付く困難】や【輝くための試練がないという試練】という価値観を持った方がよいはずです。
また、【懸命な王子こそ輝くために必須】ではなく、【自ら輝けることを知る】や【主役は姫/王子は脇役】ということに、もっと自覚的になった方がいいはずなのです。
価値観は人々の行動を決め、行動が未来を決めます。その意味では、正しい価値観を持った方が未来が明るくなるはず。
ぜひ一度、物語から受ける価値観に自覚的になり、ご自身のそれを見直してみてください。
今回は、以上です。