前世の話

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占い
4000年前、ニネベの郊外の天文観測所にいた。
私は身分が高かったおかげで農業役にはつかずに
祖父の口利きで力のある天文神官の下で修業していて数ある観測所のうちの
ひとつを任されることになった。。
あの頃の学校は社会のしきたりとかルールを習う教習所のようなものだった。
文字は国家機密で、天文なんて書記と神官くらいしか知らなかった
そこで私は天文観測をして粘土板に刻み、おんなじ粘土板がないか調べていた
こんな占い師みたいなことを4000年も前からやっている
ここで地震の日、敵が攻めてくる日、好景気の日、洪水の日、日照りの日を
観測していた。
私はカッシート系部族でテクノクラート層で私の家系は主に天文学と天文占星術を使った
天文占星術を代々受け継いでいて、私の5代前の先祖がシュメールの王に売り込みに行ったことからわが家の歴史が始まると言ってよい。
やがて身分を確立して結構高い地位にいるが宮廷の宮廷ごっこが嫌いで
地方の天文観測所で自営業みたいなことを祖父の代からするようになった。
だからというつもりはないが現生の私は昼の12時から15時がいつも絶不調で眠い。明け方の1時から9時は絶好調だ。
私はカッシート人でシュメール語で読み書きをしてアッカド語を話した。
ゾロアスター教の元になる宗教の信者で身分は高かった。
赤ワインを飲み鶏や羊を香草とともに焼いて食べた。
穀物は付け合わせの様に食べるのが良く主食でパンを焼くなどとは好きでない
一番好きなのは鴨と鹿。今と味覚があまり変わらない。
ある時敵が攻めてくると国王に粘土板を送ったら、息子さんの結婚式とかで
来てもらっては困ると私に返信してきた。
別の上位の方の神官の占いは間違っていてそれをもみ消すために、こんなねんどばんをおくってきた。

仲間やわが町の有力者には北西から強い軍隊が来るので早く逃げて身を隠せと逃がした。私は持ち場を離れるわけにもいかず、混乱に乗じて逃げる気でいたら、観たこともない戦術であっという間で混乱は起きず、武器を持っている者は全員処刑されて、私は捕まって、新しい国王、ヒットタイト人の国王の下でこれからも天文神官をやると誓わされた。
ちょくちょく国を脅かされていて今回は領土をそっくりえぐり取られたのだ。
この辺が群雄割拠で私は治世の時代には弱く乱世に強いのだった。
わたしには妻がいて、危ないということで、1年も前に息子とともにコーカサス山脈の北側に逃がしたのだ。
この逃がした民たちが風の民という種族になる。
私はその後も天文神官をやり、やがて年老いて死んでいく。
私の子の魂の連続は、この別れた奥さんを探す魂の旅なのかもしれないが
ようやくいた。

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