女らしい女性の最も美しいところには、
どこか男らしさがある。
~ スーザン・ソンタグ ~
JINです。
今は皆、人としての『在り方』を問われている。
そう感じているのは、おそらく私だけではないと思います。
では、『在り方』とは何でしょうか?
weblio辞書では『在り方』について
ありかた【在り方、有り形】
①物事のあるべき姿
②現在ある形、ありさま、実情
と記されています。
“人の『在り方』を問われる”とは
『自分』という人間のありさま、あるべき姿を問われている
ということ。
と言ってもちょっと抽象的でわかりにくいかも知れません。
簡単に言うと
『自分』は、どういう生き方をしたいのか。
『自分』は、どういう人を理想とするのか。
『自分』は、どういう物の見方、捉え方をしたいのか?
といったことを考え、実際に行動して行き
その結果が『その人の在り方』というものになる
と思うのです。
ただ人というものは、目指すものが無いと途中で辛くなってしまうもの。
『在り方』についても“こういう人が理想!!”という、
お手本のような人が居てくれれば目指す方向もより一層イメージしやすく
理想の自分に向かって頑張れます。
もちろん、友人や先輩など身近にそういった存在が居れば良いのですが、
身近にお手本のような存在が居ない時は
有名人、歴史上の人物、本や漫画、ドラマの主人公を
お手本にするのも一つの方法です。
要は、
その人たちの考え方や物事の見方、捉え方を真似てみる
そうすることで、あなたの考え方や物事の見方、捉え方も
だんだん変化していき、理想とする『在り方』へと近づいて行きます。
私ももちろん、『理想の在り方』をお手本にさせていただいている方は
何人かいます。
その中でも特に意識しているのが、大河ドラマで宮﨑あおいさんが演じた
天璋院(篤姫)です。
【天璋院(てんしょういん)/篤姫(あつひめ)】
天璋院(篤姫)は江戸時代後期から明治の女性。薩摩藩島津一門の生まれ、
藩主 島津斉彬の養女となり、近衛家の娘として徳川家に嫁ぎ、
江戸幕府第13代将軍 徳川家定御台所となった人物。
歴史好きの私ですが、以前は戦国時代や幕末は
『血生臭い時代』という印象の方が強くてあまり好きな時代ではありませんでした。
しかし、宮﨑あおいさんが演じた、大河ドラマ『篤姫』をみたことで
私の中の『幕末』のイメージが一転。
『幕末は、幕府側も倒幕軍側もそれぞれが文字通り、命をかけて熱く生ききった時代』
という捉え方になりました。
そんな『熱く生ききる』という生き方を私自身、少し羨ましい
と感じているかもしれません。
幕末の有名な人物はほとんどが男性で、
私も『幕末は男性の時代』と思っていましたが、
この大河ドラマ『篤姫』を見て、主人公の篤姫(後の天璋院)の
好奇心旺盛、自分の心に嘘をつかない、
素直さ、凛とした佇まい、決断力の高さ、
相手が誰であろうと、ひるまず自分の意見をハッキリ言う姿勢
などの『在り方』が私の理想そのものでした。
女性でありながら、西郷隆盛と勝海州との話し合いにより、
戦いによる火の海から江戸の町を救ったといわれる
江戸城無血開城
にも女性である天璋院(篤姫)が関わっていたらしいと知ったときは感動ものでした。
その話は、大河ドラマ『篤姫』の中でも出てきます。
ドラマの中で、大奥の女性たちを前にして、天璋院が
城明け渡しの経緯、約200年以上続いた大奥を閉じると決意したこと、
大奥の女性たちの行先は、最後まで自分が責任を持って探す。
といったことを告げる場面があります。
あの場面では、天璋院(篤姫)という女性の
凛とした強さが画面を通して伝わって来たように感じました。
実際の天璋院(篤姫)も、大奥の女性たちから慕われ、厚く信頼されていたようです。
また、御台所(みだいどころ・将軍が亡くなった後の将軍の正室にしか与えられない呼び名)
ということで、男性が中心に行われていた幕政にも強い発言権を持っていたそうです。
私自身、そんな理想とする天璋院(篤姫)にはまだまだ程遠いですが、
目標とする人がいることで、少しでも近づけるよう意識し行動することで、
それが自分の成長となり、『在り方』へとなっていくのだと思います。
あなたも自分の『在り方』の目標となる人を探してみてくださいね。
そして、その人を意識して日々過ごすことで、
きっとあなたの中で変化が起こり、新しいあなたの『在り方』が形作られていくはずです。
🍀目指すは、気持ちが楽になる生き方🍀
JINでした。