今週末、奈良に行ったんですよね。
ユーラシア大陸研究フォーラムで、ゾロアスター教の儀式が生でみられるという宣伝だったので、後学のため、ぜひ実際にみてみたいと思ったんですよ。
奈良は正直、修学旅行以来だったんで、どんなところだったかすら、覚えてなかったんですが、京都から比較的近いし、子供たちにとっても初めての奈良なので、家族旅行を兼ねて行きました。
自分は、奈良県立大学のユーラシア大陸研究の方へ行っちゃったんで、別行動だったんですけど、子供達は鹿がいっぱいいる世界にもう大興奮だったと言っていました。
さて、このゾロアスター教というのは、中央アジア近辺に発生していた古代宗教と言われています。日本では松本清張さんの小説にでてきたり、哲学者ニーチェが自分の主張の中で引用していたりというかたちで、どちらかというとオカルト寄りの理解がなされていたそうなんですが、実際のゾロアスター教とゾロアスター教徒とはどんなものなのか、というのを知るためのフォーラムで、同時通訳を介して海外からの研究者や聴衆がたくさん集まっていました。
儀礼用に失礼にならないようにと、黒服を着ていったのに、
始まって初っ端から、司会者の県立大学の先生が、
「宣伝文句に銘打ってみたものの、実際に儀式の再現をやったら、いくらかかるかわからない、ということで、今回再現はやめました〜。」
と挨拶したので、えええっ!と拍子抜けです。
企業の世界ならば、そのイベントがメインコンテンツでお客さんを呼ぶのですから、そんな言い訳通用しませんが、そこは県立大学。
できませんでした、と急に撤回しても咎められるような問題にはならないのか....(汗)、というのが社会人的には、不思議でした。
(一泊挟んで、奈良くんだりまできちゃったじゃないかよ.....
それならオンラインで十分だったじゃん)
で、なぜ、私がこのゾロアスター教に興味を持ったかというと、ゾロアスター教は、別名、拝火教と言われます。
そして、この宗教は、世界最古の宗教と言われているんですよね。