#2【これをやらなければ大丈夫】Web広告で失敗する人の3パターン

記事
ビジネス・マーケティング
『【これをやらなければ大丈夫】Web広告で失敗する人の3パターン』の第2回目となります。
前回の失敗している人のパターンとして「Web広告と他の広告を同じだと思っている」という内容でした。
今回も、Google広告での要素でしかありませんので、予めご了承ください。

だったらタイトルをGoogle広告で失敗してる人の3パターンに変えれば良いと今更思ってます。。。^^;



【トライ & エラーを繰り返さない】

■根本を理解していないが故の配信停止
私は、広告代理店の方から「明日からこのアカウント止まっちゃうんです( ; ; )」と言う様な相談や愚痴を何度も聞いてきました。担当者の方から止まってしまう経緯を伺うと、結局のところWeb広告の根本を理解していないという所に行き着きます。しかも、この様な相談をされるのは運用担当者からで、営業担当者自体がWeb広告を根本から理解しておらず、広告主への提案がお粗末な内容だったという事が特に多かったです。

これは、当然の話で言わば広告主は広告の素人、営業担当は広告のプロです。
広告の素人が広告のプロからの話を聞いたら「プロが言うなら間違い無い!」と思うわけです。
しかも、広告主からしたら営業担当が窓口となっており、場合によっては営業担当としか話をしないことの方がほとんどです。

しかし、蓋を開けてみたら結果が違う→プロが言うから広告出したのにと激怒→営業担当平謝り→広告停止

そして、何故か「あの広告は使えない」となってしまい媒体側のイメージも悪くなってしまいます。

しかも、止めてしまうのが配信開始から1ヶ月以内で止めてしまう事が多く、これでは何がダメで何を伸ばせば良いのかなどの検証もできず、本当に広告費の無駄遣いをしているだけになってしまいます。

この様に、トライ & エラーを繰り返さない、繰り返せない状況になっている人は必ずと言って良いほど失敗しています。

むしろ、失敗すら出来ずに、ただ広告費を消化しただけです。

■Web広告は占いと同じ様なもの
Web広告の根本を理解すれば、広告費を無駄にする事なく配信データから有益な情報を得られ、ビジネスの成長に繋げる事が容易になります。

さて、Web広告の根本の部分を簡単に説明すると、占いと一緒です。
それは、Web広告は統計学で動いているからです。前回の記事にも記載していますが、過去のデータを溜めてそれを配信に活かしているので、統計データを基にこのタイプはこういう配信がbetter、こういうタイプにはこれよりはこっちを選んだ方がgoodという様に動いています。

ですので、根本の部分は「当たるも八卦当たらぬも八卦」という占いと同じなのです。

しかし、統計学だけで動かしていては本当に占いになってしまいます。Google広告などの広告媒体は統計学+独自のシステムを使って、それぞれの強みを持たせて広告配信を行っています。

■Google広告で失敗しないために
ここまでの事を踏まえつつ、ここからはもう開き直ってWeb広告でとか言うよりはGoogle広告で失敗しない為にどうしたら良いのかを記載していきたいと思います。本当に、最初からGoogle広告の記事にしておけば良かった。。。

ここでは、初めてGoogle広告の出稿をする方、出稿を検討されている方のために記載したいと思います。

【初めて出稿される方、出稿を検討されている方のために】

まず、前述させて頂いた通りWeb広告は統計学で動いているという事を忘れない様にしてください。Google広告で言えば、これまでのデータと機械学習で動いています。

「これまでのデータと機械学習」。。。お気付きかと思いますが、これからスタートするのにこれまでのデータ何てないですよね?

当然のことながら、生まれたてのアカウントにはデータが蓄積されていません。何を基に学習させるのか?という事になりますが、Google広告の場合は最初にビックデータからアカウントにふさわしいデータを引っ張って来て動かします。

1ヶ月の広告予算はどう決める?
広告費をいくらに設定すれば良いのかという疑問が浮かぶと思います。これも、生まれたてのアカウントにふさわしい出稿金額なんて存在しません。なぜならそのGoogle広告アカウントにデータが無いからです。
もし、広告代理店から「これくらいの金額があれば大丈夫ですよ」なんて言われていたら、要注意です。広告費の算出方法を各代理店で持っているのかもしれませんが、それがあなたのアカウントに相応しい金額か?となると誰にもわかりません。

何故ならば、広告アカウントの設定やホームページの利便性などでクリック単価が変わってくるからです。
1クリック何円になるアカウントなのかも分からないのに、1ヶ月の広告予算を配信前に決めるのは無理があります。

1ヶ月の予算は、中長期的に運用ができる様に無理の無い金額を設定しましょう。

アカウント設計はどうしたら良い?
予算の次に疑問が生まれるとしたらアカウントの設計をどうしたら良いのか?という事だと思います。
アカウントの設計はシンプルに、そしてデータが集まりやすい設計を心がけましょう。

絶対にやってはいけない設定はデータが集まらない設計にする事です。Google広告は少ない予算でも成果を出す事はできます。しかし、予算に見合った設計をしなければ成果を出す事は不可能でしょう。

やってはいけない設計として下記の様な事例を紹介します。

予算としては、アカウント全体の日予算は3,000円で検索広告のみの設定です。
キャンペーン数:6
広告グループ数:1
各キャンペーンの日予算:500円
各キャンペーンの入札戦略:拡張クリック単価
各キャンペーンの上限クリック単価:100円

この設計は、まずキャンペーン単位で日予算が500円になっていて、上限クリック単価が100円になっています。単純計算にはなりますが、キャンペーン単位で1日5クリックくらいしかされず十分なデータが溜まるまで一体どれくらいの時間がかかるでしょうか?

そして、どのタイミングで検証し、修正すれば良いのかもわかりません。

アカウントの設計はシンプル且つ、データが集まりやすい設計を心がけましょう。

まとめ

Google広告で失敗している人の3つのパターンとして、2つめは【トライ&エラーを繰り返さない】という事をここまでご説明してきました。

トライ&エラーを繰り返さない、繰り返せない状況にならない様にするには。
根本を理解する:統計学で動いているため、自分のアカウントに相応しいデータを集める
予算に見合ったアカウント設計:シンプル且つ、データを集めやすい設計にする
中長期的な予定を立てる:1ヶ月以内で止めずに検証を繰り返しストロングポイントを見つける

次回の【これをやらなければ大丈夫】Web広告で失敗する人の3パターンは【運用方法をアップデートできていない】をテーマに書きたいと思います。

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