青龍様

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占い
私が、ある用事で
目黒の材木会館に行った時の事でした。
余り大きくない青龍様が
三体、私にまつわりついて来ました。

「どうしたのですか?」
と、青龍様に聞くと
「私達の着いていた木が消えてしまった」
というのです。
「その山や谷に沢山の木が、そびえ立っていた。
その木々を勝手に切ってダムを作ってしまったのだ。
私達は何処にも行くところが無いので、この材木会館に来ている。」
と言うのです。

私は家に帰りましたが、
三体の龍神様は私の後を追ってついて来ました。
「困ります私は何もしてあげられません。」
と言うと、
「あのダムになった山や谷を元に戻してくれ!」
と、頼んで来ました。

「青龍様、木々を切ったのはダムを作るためで、
ダムを作れば沢山の人が助かるのです。
青龍様達は、木々を明け渡して
人を助けたのです。
青龍様も、雨を降らせたり
人の金運を良くしたりと、
人助けをして来たではないですか?
だから良かったと思って
どうか他のお山の木にお静まり下さい。」
と、私が申し上げました。

そのダムで沢山の木々や家が
水の中に沈んで行く様子が見えました。
そして沢山の(まだ大青龍様になる前の)
青龍様達が、最初はダムの上で
くるくると旋回していました。
でも諦めて、何処か他のお山や谷に
住まいを変えに旅立ちました。

しかし、三体の青龍様だけが
「そこの村が、好きだった」と
離れなかったのです。

その木々を切って管理してある材木会館に住んでいました。
「いつかは私達の事を分かる人が来たら、あのダムに帰らせてもらおう。」
と、霊感ある人を探していました。
「青龍様、どうか他のお山に行って人助けをしてください。
天上界の神様、大きな大きな青龍様
この三体の青龍様を理解させて
人助けのお仕事が出来るようにしてください。」
と真剣にお祈りしました。

「私の所にとぐろを巻いたり、
家で空中を泳いだりされては困りますから
神様からのメッセージを聞かせて下さい。」
と言うと、
何かしら神様からの波動をキャッチしたらしくて
「そうか、分かった!」
と、うんうんうなずいて
「ありがとう」
と言って他のお山に行きました。

私はその後で御師匠様に尋ねると
「何で放っておかなかったのか?
お地蔵様も雨に打たれて、
ああして立っているのが修行や
それが神様の教えだ」
とおっしゃいました。
「人助けをするのも、
本人のためにならない事もあるのだ」
と教えていただきました。

そして思った事は、
大神様にお祈りすれば
くるくる回っていた六道輪廻の苦しみも
迷いから救われて楽になり、悟り、
自分の居場所を探して理想郷に住めるのだ。
と言う事でした。

大神様は何もおっしゃらないで
強い真っ白な光を
三体の青龍様にあげただけなのです。
(人知では計り難し)
と、聞こえます。
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