先日紹介したキャラクタLCDコンソールの制御基板は構想から回路設計、アートワーク、部品実装、PIC18F23K22のファームウェア作成、アクリルケースの設計・作図、組み立て、動作確認まで、ほぼ一人で行いました。
Raspberry Pi の信号電圧が 3.3V に対して、LCDユニットは 5.0V と異なっているため、PIC18F23K22には5Vを供給してRaspberry Pi のI/Fは FET (BSS138) を使ってレベル変換しています。
今回紹介するアートワークは、CADLUS PCB と言う無料のCADを使っています。
スタッキングコネクタの位置に注意し、完成時のバランスを考えながらタクトスイッチ等を配置してしまえば、後はCADの力を借りて楽に配線出来ます。
部品番号のシルク位置を調整し、基板名などのシルクを配置します。
誤配線のチェックや、ルール違反がないかのチェックもCADのお陰で簡単かつ完璧です。自動ベタを貼ってから、浮き導体がないか確認しつつ小さなベタを削除したり、ベタとGNDパターンを接続します。
CADLUS PCB はガーバー出力が出来ませんが、.COMPと言うファイルを出力して基板屋さんに依頼するとPWB(生基板)が届きます。
自動機で大量に作るような基板(PCB)のアートワークは実装屋さんにお任せすることにしていますが、社内で使う治具工具類の基板はCADLUS PCB でデータを作って基板屋さんに依頼、部品実装(半田作業)は自分達で行います。
上のPWB(生基板) 190 x 70 mm を5枚作ってもらって約26000円でした。
混雑具合にもよりますが、1週間から10日程度で手元に届きます。
本当に便利になりました。
場合によっては、アートワーク作業もお手伝い出来ると思います。
これからも宜しくお願いします。