国民年金保険料いくら納めてます?

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2月も下旬に差し掛かり、プロ野球もオープン戦が始まりました。
ほぼ1ヶ月後には選抜高校野球も開幕しますし、春が近いことを連想させます。

とはいえ、まだまだ朝晩冷え込む時期もあり、気候的にはまだまだ春本番には程遠いかもしれません。

今回は、国民年金保険料についてお話したいと思います。
私たちが毎月納めている年金保険料の額はご存じでしょうか。自営業やフリーランスの方など、自ら国民年金保険料を納めている方はお分かりだと思いますが、サラリーマンや公務員など給料から天引きされている場合は、ハッキリしたと金額は分からないと思います。

天引きされている場合は、給料明細書に厚生年金保険料とか社会保険料という項目があると思いますが、そこに国民年金保険料が含まれています。令和5年度の国民年金保険料は16,520円です。昨年度より70円下がっています。

ちなみに令和6年度の保険料は、16,980円となり、今年度より460円上がります。再来年度の令和7年度になると、更に530円増の17,510円となります。

国民年金保険料は毎年変わります

国民年金保険料は、制定された翌年の平成17年から毎年280円上がっていき、平成29年には定められた上限である16,900円に達しました。

平成31年には、妊婦の産前産後期間を保険料免除にするので、その分を国民みんなで負担しあいましょう。ということで一律100円が保険料に上乗せされ、17,000円となりました。

しかし、私たちが今年度納めている年金保険料は17,000円ではなく、16,520円です。金額が異なる理由は、政府が決めた17,000円の額に保険料改定率というものを掛けたものが、実際に私たちが納める保険料になるからです。

保険料改定率の話をしますとややこしくなるのでここでは割愛しますが、私たちが毎年納めている国民年金保険料の額は、17,000円に賃金の変動に応じて決めるものと考えていただければいいと思います。

今後の保険料は?

平成16年の年金制度改正以降、一昨年くらいまでは、物価や賃金が大きく上がることはありませんでした。しかし、昨年後半から特に大手企業が、賃上げを実施するようになり、令和6年度の年金保険料は上がることとなりました。

賃金が上がるのは嬉しいけれど、公的年金の保険料まで上がるのは勘弁してもらいたい。皆さんそう思っているはずです。ましてや、少子高齢化で将来の年金受給に不安を抱えている方も大勢いらっしゃるでしょうから。

私は政府の味方をするわけではありませんが、政府も対策は考えてはいるようです。しかし、制度そのものを維持できても、年金額を維持するのは難しいと推測します。

令和5年度の国民年金受給額が満額で約795,000円ですが、10年、20年先、この額を上回れるかどうかは不透明です。(因みに令和6年度の年金受給額は満額で816,000円です)

収入が国民年金のみであるならば、老後の生活はかなり苦しいものになると思います。そうならないようにするために、以後資産を増やす手立てを考えたり、或いは無駄な費用を抑えるなど、何らかの対策は必要になってくるでしょう。
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