マンガの聖地 トキワ荘

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コラム
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去年の11月に日本中の漫画家にとっての聖地、東京豊島区のトキワ荘マンガミュージアムに行きました。日本中の漫画家なら誰もが知っている手塚治虫氏や赤塚不二夫氏、藤子不二雄氏、石ノ森章太郎氏らが若き日を過ごした東京都豊島区の木造アパート「トキワ荘」を再現した博物館であります。トキワ荘は老朽化で1982年12月に解体されましたが、豊島区が2016年に建設の構想を発表し、2019年から跡地近くの南長崎花咲公園内に復元をいたしました。入場は予約制ですが意外と簡単に予約は取れます。

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2階には、各々の漫画家の部屋や共同の炊事場、トイレなどが忠実に再現され当時の様子を体験できるフロアとなってますがトイレは少し忠実に再現しすぎだとは思います。ここまで再現するのか!というくらいウェザリングされております。職人技や。(笑)

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才能ある若手漫画家たちがトキワ荘に集まった背景には、寺田ヒロオ氏の「空いた部屋には若い同志を入れ、ここを新人漫画家の共同生活の場にしていきたい」「新人漫画家同志で励まし合って切磋琢磨できる環境をつくりたい」との思いがあったそうで、このほかに「漫画家が原稿を落としそうになった際、他の部屋からすぐに助っ人を呼べる環境が欲しい」という編集者側の思惑と、「他の漫画家の穴埋めでもいいから自分の仕事を売り込む機会が欲しい」という描き手側の利害の一致もあったとされている(Wikipediaより抜粋)との事で意外と現実的な考えもあったようですね。
それでも夢と希望に燃えた若者達が一つの屋根の下に暮らして仕事をしていたというのは昭和の熱気を感じさせます。

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トキワ荘の建っていたすぐ側に「松葉」という中華料理店があり、藤子不二雄氏がラーメンの出前を取るなど、住人らが頻繁に利用していてこの店のラーメンは、藤子不二雄氏の作品に登場する「小池さん」の設定に影響したとそうです。「ラーメン大好き小池さん♪」という曲もありましたな。

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この松葉は現在も営業を続けてます。当然お昼はここで当時を偲んでラーメン食べました。伝統の昭和の醤油ラーメン。(笑)

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いやあ、この聖地巡礼は本当に楽しかったです。コロナが収まればまた行きたいな。
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↑ トキワ荘が本当に建っていた場所は今は印刷会社の敷地となっております。松葉はここからすぐ近くです。
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