髪の思い出

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コラム
忘れもしない、
あれは中学1年の11月の出来事です。

朝礼の時、
当時の千葉金也校長が突然 断髪令を下しました。
「男子生徒は一週間以内に全員丸坊主にして来い。」
当時、坊主頭でない生徒は、全体の三分の一ぐらいだったでしょうか。
実は私も少し伸ばしており、
これはえらいことになったと、
目の前が真っ暗になったことを覚えています。

どうせ頭を丸めるのなら、一番乗りになってやれ、と
半ばやけくそになった私は
早速我が家の隣の床屋さんにかけこみ、
五分刈りに刈ってもらいました。

電気バリカンの」「ジ〜〜〜」という無情の音が響き、
あっという間に丸坊主にされました。
その姿を鏡で見ると、
あまりのデコっぱちに思わず目を背けたくなる思いで、
明日学校に行ったら皆になんて言われるのだろうと、
そればかりが心配になったものでした。

ところが、です。
もともと坊主頭だったやつも、
毎日口喧嘩ばっかりしていた女子生徒も、
私の頭には目もくれず、
知らんぷりしていつものごとく接してくれたもので、
まあ思いやりってものですかね。
ホント、ありがたかったものでした。
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