AIデータ納品ご希望の方へ

告知
デザイン・イラスト
ご覧いただきありがとうございます。
こちらは「AIデータ納品ご希望のお客様」向けの記事となっております。

データ納品を承っている都合上、AIデータ納品に関するお問い合わせなども増えてまいりましたので、当方での対応をまとめました。

まず、たいへん申し訳ありませんが
Adobe Illustratorを搭載しておりませんので、当方にてAIデータを作成して納品することはできません。
PSD・jpg・pngのいずれかの形式にてお渡ししますので、
お客様のほうで外注にて変換していただくことになります。

そこで、時間・料金等はどのようになるのか、
また、そもそも可能なのか、等について
ココナラで「データ変換作業」を出品されている方数名にメッセージをお送りし、伺ってみました。

結論からいえば、A4程度のイラストなら
無料もしくは1,000~2,000円程度で作成していただけるようです。
そして、より細密な画像を希望される場合はここから手作業が発生し
料金も上がっていくと思われます。


ここから先は、具体的にどういう作業が行われるのかと
それについてのわたし個人の考察をお話ししますので、
興味のある方だけお読みください。


質問の際に、「たとえばこのような画像の場合」という例として
こちらのjpg画像を添付しました。

水彩ミニカット3ガーベラ.jpg


これはあくまで「この画像を変換できるか、できるなら時間と料金はどれくらいか」と訊くための例として送っただけなのですが、
何名かの方はこれをAIデータに変換したものを送り返してくださいました。

こちらがその画像です。


サンプル.jpg


元は1000×1000pxなのですが、このブログの掲載用に自動で縮小されると
正直、上の元画像と見分けがつきません。
よりわかりやすいように、クローズアップの画像も作ってくださいました。


トレース再現-02.jpg

これくらい寄って見ると
色の境がきっちり線で分けられていることがわかります。
つまりは、
ベクター化図解.jpg
ものすごくざっくり言ってしまえば、AIデータ変換というのは
左のグラデーションを右のようなグラデーションに変えるという作業になります。(この青の画像はわたしがPhotoshopで手描きで作ったものですが)

最初のガーベラの花の画像は、あくまで「依頼した」わけではなく
お金も払っていないのにご厚意で、ものの数十分で作っていただけたので
まあ言い換えれば、「これくらいは無料ツールでできる作業」と解釈できます。
実際検索すると無料の変換ツールもいくつか出てきますし
何名かの方は「無料ツールでやってみました」と仰っていました。
そして
おそらくこれをさらに細かく手作業で色分けしたり、
AIの解釈が間違っているところを直したり
という作業を要求すると、作業代金が上がっていくのだと思われます。
(違ってたらごめんなさい)

なので、
依頼者様側の問題としては、
「この画像を”水彩画“として認められるか」ということになります。

ボカシのグラデーションなどが全部
「線で区切られた色の段差」として表現されるので、
図柄や色合いによっては段差がくっきり見えてしまうことも考えられます。

外部のブログでこの作業を検証している方も見つけたのですが、
感想としては「水彩画はAIデータ化に向かない」とのことで
わたしも、まあそこはどうしても妥協が必要かなと思います。

AIデータ納品をご希望される方は、ほとんどが
「入稿する印刷所がAIデータ形式を指定しているから」
という理由でご依頼してこられますので、
念のため、仕上がりにはこういう作用がはたらきますよ、
というお話をさせていただきました。
ご納得の上でご依頼いただければと思います。

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