長く愛される、真似して描いてみたいロゴができるまで【神奈川県障がい者スポーツ指導者協議会】

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デザイン・イラスト
初めましてグラフィックデザイナーをしております、hattoriDesignです。
ココナラでは下記のサービスを販売しております。

これからロゴデザインをご依頼される方に
どのようにロゴが作られていくのか、エピソードを記載していきたいと思います。

神奈川県障がい者スポーツ指導者協議会は、その名の通り、神奈川県を代表する、障がい者スポーツの指導者のための団体です。

2021年4月、広報の方から団体のモチベーションアップ、知名度アップをしたいと熱い想いのあるいただきました。1998年12月に設立して以来、 神奈川県における(横浜市と川崎市を除く)で開催される各種障がい者関係のスポーツ大会に協力するなど、障がい者スポーツの発展、普及に努めめられています。既存の会員様やこれから知ることになる方がどのように受け止めてくれるかを考えながら、新しくロゴマークの策定を担当しました。



Concept
神奈川県をイメージする海に浮かぶヨットと車いすスポーツがモチーフとなっています。多くの人に愛されてほしいので「モチーフがパッと見てわかる」を目指しました。裏コンセプトは、「子供も大人も真似をして描いてみることができる」です。
この先どこかで誰かが描いてくれていたら嬉しいです。
スクリーンショット 2021-10-25 14.15.06.png



初の段階で提案したのは上記3つのデザインです。

左から神奈川(湘南)のイメージをもつ、海に浮かぶヨットと
車イススポーツの様子をモチーフにパッと見てすぐわかるデザイン。
最終案の原案です。

中央は頭と波モチーフ意外は全て円で構成されています。
面が多い分、マークとしての認知がしやすくなります。
車いすスポーツで力強くすすむ様子、
ヨットの帆がモチーフとなっています。
小さく表示させてもヨットのモチーフから海岸を連想しやすく
また、「車いすスポーツ」をポップに表現することで
図形の組み合わせによるギミックが楽しめるマーク。
初期段階ではこの案は私のお気に入りでした。

右は卓越した力や技術を表現、車いすスポーツ選手の腕の逞しさにフォーカスしヨットの帆、神奈川県の地形をモチーフに作成しました。
スクリーンショット 2021-10-25 14.15.00.png

上記左の案が選ばれ、ブラッシュアップをおこないます。
シンボルらしさを出すために円におさめる調整を行いました。
その際に下段は初期案からの発展で
より円を感じられるデザインをしました。
色合いもあえて原色ではなく中間色を選ぶことで
神奈川らしさを表現しています。

最終決定権を私に譲っていただき、なんとも嬉しいお話でドキドキしましたが下記の3つの点から決定しました。

1.三角のモチーフがあることで、他の円とのバランスがとれ
 図形として、一番スッキリして見える
2.多くの方に愛されていくイメージができる(下段だとマークとして精巧過ぎてしまうため、目に留まらない可能性を考えました)
3.ロゴとしてのオリジナリティを感じる

スクリーンショット 2021-10-25 14.15.16.png

最終的に決定した案です。車いすを表現した箇所は全体の約半分くらいの円になっています。流れていく有機的なイメージも作りたかったので、つなぎ合わせた部分は若干調整しています。


font
英字<FuturaPT>ロゴに正円や垂直を使用しているため、Futuraの特徴ピッタリとはまりました。

和字<砧 iroha 27kaede StdN>親しみやすく優しい印象をにしたくて選定しました。ひらがなの部分が少し手描きっぽくなっているのが特徴。

​最後まで読んでいただきありがとうございます!
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