日本の茶道や武道など"道"とつくものの考え方のひとつに、守破離(しゅはり)というものがあります。
初心者がゼロからスタートし、最終的に自分の看板を掲げるまでの工程を説いたもの…という感じ。
守・破・離の三段階に別れています。
ざっくり言えば、
・守
とにかく"守る"。先輩や上から指示されたことを愚直に守る段階。
職場でも最初は、とにかく言われたことをひたすらやっていましたよね。
自分の考えは一旦横に置き、形を真似る段階。
・破
ことわり・ルールを理解する段階。
言われたことをやっているうちに、「こういう理由があってこの作業をさせられているんだな」と理由が分かってきます。
ただ手を動かすだけでなく、頭で理解する段階と言ってもいいですね。
・離
自分で考えて行動する段階。
最初は「なんでこんなことやってるんだろう?」と理解できなかったことも、理屈が分かれば理解できます。
そのうち、「こういう理由があってコレをしているということは、同じ考え方でアレもやったほうが良いんじゃないか?」と考えられるようになります。
最終的には基本から離れ、自己流で行動できるように。
でも初心者が勝手にやる自己流とは違い、"理解した上での自己流"。
全く意味が違うんですね。
ココナラでも同じことが言えます。
最初は売れている先輩出品者の真似から入る。
例えば有名どころの出品者さんの商品タイトル・説明文、プロフィール文は色んなところで真似されていますよね。
私の文章もたまにコピーされています笑。
別にいいけど、私よりもっとすごい人のにしたほうがええんちゃう…?という気持ちはありますが、それはさておき。
他にも先輩から学ぶところは沢山あります。
それらをまずは真似し、次は理屈を理解し、最後は自己流でやってみる。
これも守破離の考え方です。
私は誰かのコンサルを受けて、手取り足取り教えてもらったわけではありませんでした。
先輩に相談させてもらったのも数回程度。
だから守破離の"破"の部分、「先輩方はなんでこれをしているんだろう」という理屈の部分を理解することがとても大事でした。
ちなみに今の私は、破と離の間くらい。
定石は守りつつ、ちょっとだけ、あえて王道から外れたことをやってみたり。
商品説明文のような分かりやすいところだけではなくてね。
先人の通った道は格好の勉強材料。
手取り足取りでなくとも、見ているだけで勉強になることは沢山あります。
本当に沢山。
なんでみんなやらないんだろう、格好の教材が目の前に、しかも無料で勉強できるのに…!という気持ち。
まだまだヒヨッコですが、今日の100点は未来の70点。
少しずつ進んで行けたらオッケーくらいの心構えでやっていきたいな、と思うのでした。