フロントオープン食洗器orスライド式食洗器どちらが良い?

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### 国産スライド式食洗器の形状的な特徴
国産ブランドのスライド式食洗器(例:パナソニック、リンナイなど)は、日本の家庭環境に合わせて設計されています。従来食洗器といえばスライド式となります。スライド式はドアが手前にスライドするため、かがまないで食器の出し入れが出来る特性を持っています。これは、狭い日本のキッチンにおいて特に便利です。

#### メリット・海外製との違い
1. 乾燥機能
   国産メーカーの食洗器は温風乾燥機能が付いております。日本の気候(高温多湿)でも食器を乾燥させることが出来ます。価格は国産メーカーの方が安いです。商品の価格も取り付けの施工費も国産メーカーの方が安いです。

#### デメリット
1. **容量の限界**
   スライド式は内部構造上、大きなお皿や鍋を洗いにくいです。大鍋や子供用の水筒などが入らないので、手洗いが発生します。
箸やスプーンなどは縦入れなので、入れ間違えるとメッシュの下に落ちてしまい拾うのが面倒です。
2.洗浄力
 洗浄力は海外製の方が優れています。海外製は余洗い不要です。取り扱い説明書上、国産メーカーは余洗いが必要と記載有ります。しかし、実際は国産メーカーの食洗器も余洗い無しで食器を洗ってもある程度綺麗になります。


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### 海外製フロントオープン式食洗器(ミーレ、ボッシュ)の形状的な特徴
一方、ミーレやボッシュといった海外製のフロントオープン式食洗器は、ヨーロッパの広いキッチンスペースを想定して設計されています。ドアが前に開くため、内部スペースが広く取られており、大きな食器や調理器具を洗うのに適しています。
間口60cmがあることも海外製の特徴です。※国産は45cm。
間口60cmのフロントオープン食洗器は、実物を見るとかなり大きく子供が入れそうなくらい大きいです。国産との大きな違いは、排水と給水が横貫きになっている点です。国産は食洗器の背部や下部に給水と排水があります。海外製は横のキャビネットに穴を空けて給水と排水を行うため、背部と下部のスペースが広くなり、庫内が広くなります。
※その分施工が複雑になり、食洗器横のキャビネットの納まりも確認しなければなりません。



#### メリット
1. **大容量**:
   フロントオープン式は内部スペースが広いため、一度に多くの食器を洗うことができます。子供の水筒や大きな鍋をまとめて洗う事が出来ます。容量が大きいので、1日3食の食器をまとめて洗う事が可能です。こちらが最大のメリットと言えます。上段のカラトリーの容量も広く、特に気にしないで並べても問題有りません。

2. **高い洗浄力**:
   ミーレやボッシュは洗浄力が高いと評価されており、頑固な汚れもきれいに落とすことができます。

3. **機能の多様性**:
   海外製のフロントオープン式食洗器は、ユーザーのニーズに合わせて多くの洗浄プログラムを提供しており、デリケートな食器から鍋やフライパンまで、さまざまなアイテムを効果的に洗浄できる機能を備えています。

4. **デザイン性**:
   ミーレやボッシュの製品はモダンで洗練されたデザインが多く、キッチンのインテリアとしての価値も高いです。

#### デメリット

1. **コスト**:
   高品質な素材と技術を使用しているため、国産スライド式に比べて初期投資が高くなります。施工費も高くなるでしょう。また、洗浄力が高いので、ランニングコスト(消費電力)も高いです。国産は100Vが多いですが、海外製は200Vが主流です。使用する洗剤もメーカー純正品を使うと値段が高いです。

2. **設置スペース**:
   前方にスペースが必要なため、小さなキッチンでは設置場所を選ぶことになります。
食器を下段のバスケットに入れる際は、かがまなければならないことも考慮しておく必要あります。

3. **保守・メンテナンス**:
 メンテナンス代は国産メーカーよりは高いです。ミーレに限り、ミーレジャパンがあるため、メンテナンス体制は整っております。また、部品は廃盤後15年間保存します。国産と遜色ないでしょう。

4. **乾燥機能**:
   海外製食洗器は乾燥機能は一応ついていますが、弱いです。乾燥した欧米で使われる為、日本では乾燥機能が弱いです。温水洗浄後の温まった庫内や食器の熱を利用して乾燥させます。ですので、洗浄モード時に高温のモードを選ばないと乾燥しません。※高温のモードでも完全には乾燥しません。

### 購入の際の検討ポイント
- **キッチンのスペース**:
  キッチンの大きさとレイアウトを考慮して、食洗器のタイプを選びます。

- **家族のライフスタイル**:
  大人数の食事や頻繁なホームパーティーなど、使用頻度と洗浄する食器の量に合わせて選定することが重要です。4人以上の家族であれば、60cm間口の食洗器を余すことなく使えるでしょう。逆に2人暮らしだと大き過ぎるのでお勧めできません。リフォームであまり売れない理由です。

- **予算**:
  製品代や施工代、長期的なランニングコストも含めて、予算UP前提にて考慮して選びます。

- **デザイン**:
  キッチンのデザインに合わせて、食洗器の外観も重要な要素です。

### 結論
4人家族の住宅において食器洗い乾燥機は、日常生活において便利で価値ある投資です。国産のス国産のスライド式は使いやすさと設置の柔軟性に優れており、狭いキッチンスペースや安全性を優先する家庭に適しています。一方、ミーレやボッシュのような海外製フロントオープン式は、洗浄能力の高さと大容量が一番の魅力でしょう。1回の運転で2~3食分の食器をまとめて洗浄する事が可能です。見た目のオシャレさも魅力ですね。


最後に、、、
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24年12月にパナソニック製のフロントオープン食洗器、間口60cmが発売になります!※見た目完全に海外製と同じ!乾燥機能付き。
搭載可能なキッチンは当面パナソニック製キッチンに限定されるでしょう。価格も気になるところです。

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