😰🤜🤪 初号(仮)「令和水滸伝」~嫌なことばっかり、そうだ国をつくり直そう!~☆1「桜下?の出会い」
記事
コラム
小説っぽいものを書いてる途中。まだ、(仮)なので手直しもあると思う。
これはフィクション、登場する人物、場所、団体、名称、および法律等は
実際のものとはまったく関係ありません。
また、特定の思想信条を否定肯定するものでもありません。
ご意見あっても、これはあくまでも個人の希望や妄想で、とやかく言いたくなったなら、
良心に突き刺さったのかも知れません。(願望ですが、所詮、作者の妄想です)
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題名:「令和水滸伝」~嫌なことばっかり、そうだ国をつくり直そう!~
☆1「桜下?の出会い」
泣き崩れる女性・・・
アフリカ荒れた大地、天野照子(アマノ・ショウコ)は、やせ細り骸骨のような子供たちを
抱きしめて、
「大人たちに仕事があれば、食料も買える。学校や病院もできるのに、
なんでそっちに回してくれないの?なんで話を聞いてくれないの?使い勝手悪いよ~」
「任期も迫っているし、こうなりゃ直接談判だ!」
東京、経産省 中小産業課、
根津工場の 根津(ネズ)社長と共に企画コンサルタントの風間龍火(カザマ・ルカ)が
「この図面と計画書を見て頂きたいのですが、立体駐車場や使ってないビルを利用して、
都会のビル風の風力発電作りたいので許可をお願いします」
「環境省に先に行ってください」
「たらい回しじゃなくて、ここでまとめてやれるんじゃないんですか」
担当者ちょっとムッとして
「この案件でしたら環境省の方を先に行ってください」
環境省の担当者は、
「あーこれだと国交省の方が先かな」
例のごとくたらい回しが始まって、 ふたりは図面と企画書を抱えながら、霞ヶ関をうろうろする。
それにすれ違うように、良い返事はもらえずうなだれて歩く照子。
国交省で説明しようとした二人に対して担当官が、
「この件の前例は終わりですか?」
「はぁ~?初めてのことをやるンで、これが前例になるんだけど。
いい加減にしてくれよ」
と、怒り気味で根津社長が答えたその時17時の時報が
「あーすいません。終わりの時間なので」
けんもほろろに窓口が閉められる。
疲れ果てて歩く二人。
「認可が下りれば、うちだけじゃなく他の工場の仕事が出来たのに」
「根津社長お力になれずにすみません。こうなったら役所にかかわらない物を売り出しませんか?」
「今日は疲れたから、また日を改めてその話を聞かせてください」
力なく帰っていく根津社長の後ろ姿を見送る龍火 。
歩道橋の上でぼーっと立っているすらっとした女性。
その横に寄り添うように龍火が近づき、下を通る車を見ながら
「桜の花びらが流れてるみたいですね」
と声をかける。
声をかけられた方はちょっと驚き
「私飛び込み自殺なんかしませんよ。考え事をしてただけで」
「飛び込むなんて思ってませんよ。テールランプが、桜が流れているみたいだなーと思って」
「ああ・桜?・・ライトですね」
照子の正直な感想に思わず吹き出す龍火。
その時どちらともなく 「グー」腹の鳴る音が
二人は顔を見合わせて笑いながら、龍火が、
「この近くに知ってるお店があるので、一緒にご飯食べませんか?」
「いいですね。何が食べられます?」
「凄腕マスターだから材料さえあれば何でも作るかも」
「アフリカ料理食べられるかな?私は天野照子よろしく」
「この歩道橋からすぐだから、私は風間龍火、こちらこそよろしく。
今日はイライラしたからパーッと おごっちゃおうかな」
「実は私もイラついてたんですよ。おごられちゃおうかな」
歩道橋を降りながら龍火が、
「あの看板がそれよ」
「カラオケ梁山泊(リョウザンパク)?」