チャンス感度

記事
ビジネス・マーケティング
私は、よくメンバーに「『チャンス&リスク感度』を高めよう!」と言っていました。仕事のベース、起点になると思っています。気づく力ですね。このうちリスク感度については、以前にブログで発信しました。今回はチャンス感度について書きます。ある出来事(事象)があって、それをリスクととらえるか、チャンスととらえるかは人によって、立場によって、環境によってまちまちです。(無感覚の人も多い)。例えば増税をリスクととらえるかチャンスととらえるか。多くの場合、消費が下がるからリスクととらえますが、増税前の仮需とその後の冷え込みを機会ととらえ、新商品やキャンペーンで一気にシェア構造を変えてしまう。一見リスクと思われることを、上手にチャンスとして活かす。

新しい仕事が増えて、業務量がパンパン。これを機会ととらえ、仕組そのものを根本的に改良するなどの意識、いや感度が必要です。そしてチャンスを活かすには勢いが大切。「今思えば、あの時やっておけばよかった」ということも多い。チャンスは仕事だけではありません。「幸運の女神には前髪しかない(後ろ髪がない)」という諺があります。機会を逃しちゃダメということ。

では逆に考えてみましょう。チャンス(幸運)をとらえられないとしたら、それはなぜでしょう。その理由は3つ。①幸運に気づかない、②気づいたが動かない、③動いた(動こうとした)が遅すぎた。①はまさにチャンス感度。②の原因は、勇気がないor面倒なので放置する。③はフットワークが悪いor優先順位を誤る。

恋愛の例で考えてみましょう。相手は好意を態度にあらわしているけど、鈍感で気づかない。気づいたけど、周囲を気にしてアタックする勇気がない。いつかアタックするぞと思っていたら、ライバルが先にアタックして後の祭り。で結局「今思えば、あの時・・・」のパターンです。あるある。

さて仕事の話に戻ります。要するにチャンスをものにするには、感度、勇気、速度の3つが重要。後ろの二つは「勇気を出せ」、「速く動け」ということにつきます。難しいのは最初の感度、まさにチャンス感度です。これは根性では解決しない。意図的な訓練が必要です。出来事は、世の中~業界~企業~職場~個人・・・と無限に起こります。まずその中から、「ん?これはチャンスじゃないか?」と拾い上げる。そしてチャンスだとすると、何ができるかをざっくり想像する。ここまでを瞬時にイメージします。この反復トレーニング。まず気づくことが大事ですね。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す