メンタルヘルスマネジメント

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メンタルヘルスについてのネット記事を読みました。これをもとに、今回はメンタルヘルスマネジメントについて考えます。この記事では、メンタル不調の原因を「社会にあふれる不公平なやり取り」としています。例えば、ブラック企業、パワハラ、性差別、そして歪な人間関係。自分本位な考え方や、マウントの取り合いの中で、不公平なやり取りを押しつけられ、利用されているというケースです。「アンフェアな人」を上手に遠ざける3ステップを紹介しています。①第三者に相談する、②相手に気持ちを伝える努力をする、③明確に距離をとる。このステップを踏む過程で、問題が解決するという流れです。

なるほどと思いますが、それが中々できないからメンタル不調になるのでしょう。「関係を改善しようなどと考える必要はない」というあたりはそのとおりです。少し気分が楽になりますね。こちらが距離を取りたくても、相手が距離を縮めてくるのは厄介ですが・・・。記事の著者は医師なので、どうしても「あるべき姿」のアドバイスになります。しかし現実の仕事現場で上司・同僚・得意先と距離をとるのは容易ではありません。

そこで、メンタルヘルスについてのよい学びとして、「メンタルヘルスマネジメント検定」を推薦します。大阪商工会議所が実施している検定試験です。Ⅲ種が本人向け、Ⅱ種が管理者(上司・リーダー)向け、Ⅰ種が会社(経営者・人事)向け。メンタルヘルスの基本、自己防衛、部下への対処、会社の体制整備が体系的に学べます。社員全員がⅢ種、管理職はⅡ種受験を強く推奨している会社もあります。この資格は合格してもステイタスにはなりません。転職にも特に有利にはならない。しかし、会社員という切り口でメンヘルを学べる大変よい資格です。医学的な解説書と比較しても現実的です。私自身もⅠ種を受けました。前述の3ステップでは、特に「相談」が大切だとわかります。そして、上司は部下の異変に「気づく」こと。上手に相談につなげてあげる。会社(人事)はその環境を整えます。資格受験は一手段ですが、基本を体系的に学ぶことは大事だと思います。お薦めです。

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