Hell's maria 私の人生の象徴

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小説
これは、愛に惑う私の物語譚

私は産まれは幸福に育った。しかし、幼稚園に入った頃私はこう思った。愛のある人間は。愛がありその芯がある人間は。あるいは芯を守る人間は殺されてしまう。また、愛のある人間ほど栄える事が無くて例えば動物保護などを行う人々は貧しく暮らし、そして身なりを整える事も出来ないと。
そして、愛のある人間ほど損をしてしまい、それはおかしいんだ。だから、みんなは少しおかしいんだこうした方がいいんだと言った事を訴えようとしても、愛などと言えば変人だと思われ、それに平易な言葉でそれを話すと馬鹿にされると思って居た。
そうして私は心を閉ざし8歳の時に母親の愛を試し、一度心を退行させてやりなおそうとした。だが、全てを捧げてもそれが叶わない屈辱を経験しその屈辱から母親と反対の母親代わりの少女を8歳の頃からずっと望んで居た。それが私の一番の病気であり辱めであり心からの傷だった。世界のために心を尽くしたのに何故。説明できない愛の病を抱えてどうしてたった一人で自己弁護し自分の人権を守らなければならないのか。
そうして現れた少女は結局はドッペルゲンガーであって、いくら結ばれようと思っても結ばれない定めであったのだ。何故ならば彼女は私の家族の心の断片をつなぎ合わせた私が産まれる前の幻想なのだから。



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