”感動!” ほんとうに想いを経営理念に落とし込めたときは「鳥肌」が教えてくれる

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ビジネス・マーケティング
経営者の皆様、おはようございます。エグゼクティブコーチとして、現在一番多くのお仕事をいただいているのが”経営理念の策定”です。

 何日も一緒に考え、これだ!という言葉にたどり着いたとき、鳥肌が立ち、感動を経営者様と共有することができるんです!

 なので、いつも大変楽しく仕事をさせていただいています。

 どのように経営理念を策定していくか、シェアいたしますね。

 私の経営理念の策定は、90分のセッションを3回から4回行います。

 事前にその会社のHPやツイッターを確認し、ディスカッションペーパーを用意します。経営理念とは?Vision Mission Valueを説明した資料を事前に経営者様にお送りいたします。

 第1回目のセッション。まずはお互いの自己紹介ですね。わたくしの経歴をご紹介させていただきます。そして、経営者様の経歴や、なぜその事業を始めたか?ということについて、いろいろ教えていただきます。

 そして、経営理念の理解をまずは一致させます。Vision, Mission, Value, 経営基本方針や、行動指針など。ごちゃごちゃにならないように、説明しながら、同じ理解を持つようにいたします。

 そして、経営理念を策定する意味もその時に確認します。事業計画を策定する前に、経営理念を策定することは必須ですよね。事業計画は経営理念を実行するためのプランです。

 また、ブランディングや社員の判断基準、お客様に対する価値を表す言葉であることなどを共有します。

 経営者さまの想いをヒアリングさせていただいた後は、SWOT分析を行います。今の事業の強みや弱み、機会や脅威についてリストアップして、その会社の想いに対する強みや機会を明確化していきます。

 そして、”ひみつの宿題”を出して、第1回目は終わります。
第2回目は、”秘密の宿題”からはじまります。その宿題の答えに対して、30分ほど話し合います。

 そして、マーケティング5Pを書き出します。Product, Price, Place, Promotion Partner. SWOTとマーケティングの5Pを認識したところで、5年後、10年後はどうなっていたいか、強みをどう生かしていくかについて話をします。

 ここまでくると、かなり経営者様のことや、会社のことがわかってきます。経営者は事業を通じて何を成し遂げたいか、会社の強みは底とどう関係ているのか、どんな使命をもって、何を成し遂げたいのか。

 第3回目です。 事前に、2案ほど経営理念と経営基本方針、または、Mission, Vision、Valueの案を提案させていただきます。その案からしっくりきそうな案を選んでいただいてからがスタートです。

 経営理念の言葉を一字一句、確認しながら、経営者様の言葉となるように変えていきます。じつは、大体その時はしっくりこないんです。

 そのあと、経営基本方針を一つ一つ見ていきます。大体の場合、6項目の経営基本方針をつくります。1-5は経営者の想いをより具体的にしたもの。6番目は、コンプライアンスや環境についてのコミットメントを入れます。

 経営基本方針も一つ一つ見て、しっくりした言葉が出てくるたびに、ちょっとした感動が生まれます。お互い5-10分ほど黙って考えてしまう時間もあります。でも、それは必ず起きる生みの苦しみの時間ですので、焦らずじっくり言葉が下りてくるのを待ちます。

 そして、しっくりした経営基本方針がそろったところで、もういちど経営理念に戻ります。生みの苦しみの時間を経ながら、これだ!という言葉が並んだ時、おもわず鳥肌が立ちます。経営者さまと、一緒に感動を得ることができます。

 経営者様と一緒に経営理念を策定することは、苦しくもありながら、とても感動が得られる仕事です。

 経営者様からは、こんなにすっきりすると思わなかった。うれしい!引き出してもらってありがとう!といわれます。わたしとしては、コーチングを使っているだけです。

 ぜひ、みなさまも、とことん経営理念について考えてみてください。なかなか良い言葉が出てこないようでしたら、一緒に考えましょう。

 ぜひ想いを言葉にできたときの感動を一緒に経験しましょう!
(ちなみに、3枠しかとっていないので、”満員御礼”の期間が結構出てきています。ありがとうございます。)

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