タロットと話す・0愚者〜さらにまっさらなルフィ〜

記事
占い
私はタロット占いをやってるんですが、タロットの楽しいところは、
カードが紡ぐストーリーが面白いからです。

カードそれぞれに意味があり掘り下げるとかなり面白いです。
また大アルカナ自体が一つのストーリーになっているので、
そのカードがどうしてそこにいるのか、
一体どういうやつなのかについて考えます。

タロット占いをするということは、私にとって、
そうして一人一人仲良くなったカードたちが登場人物となって示すストーリー、場面を読む、ということに近いです。

このオーダー(依頼、占い希望の内容)で、

なんでお前がここに!
そしてここにはあなたが逆立ちで??

というところに、
カードが告げたい内容が見えるような気がするんですよね。

なので占い結果に一番興味津々なのは、
実は占って欲しい依頼主さんより、私の方かも知れないです。


さてそんなカードたちは魂の成長とその完成を表現しています。

裸一貫でスタートし、様々な苦難にぶつかりつつも戦い、
しかし死んでしまい、さらに死後の世界で地獄めぐり。
悪魔に魂を売ってやさぐれたり、塔の上から落ちたりするという
散々なひどい目にあった挙句、
ようやく世界の真理にたどり着き完成した姿となります。

これだけでもなんてドラマティックなんだ!と思いませんか??

私はこの事を知ってから、俄然タロットが好きになりました。

なのでこのブログではそんなタロットさんたちについて、
時々書いてみたいと思います。
今日はトップバッター、始まりの男”愚者”さんです!


愚者は、何も持たず奇妙な服装で浮かれて出発します。
犬とか猫とかと一緒に描かれることが多く、
これは
”周囲から浮いてるので犬猫くらいしか友達になってくれない”
という解釈をみて爆笑しましたが、
一方で無邪気さ、純粋さがあるので動物にはそれがわかる、
とも言えるのではないかと思います。
奇妙な服装は自由な精神、悪く言えばご意見無用という事です。

愚者のカードを見ると、私はいつもワンピースのルフィを思い出します。
しかも、
悪魔の実を食べてない(特殊能力がない)、まだ仲間がいない、船もない、
なのに
海賊王に、俺はなる!
とか言っていきなりグランドラインに突撃するルフィです。

実際のルフィは序盤から非凡なリーダーシップや頼り甲斐を示すので、
漫画のルフィとはちょっと違うんですが、
あの天真爛漫なところ、怖いもの知らずなところは実に愚者的だと思います。

また愚者はつまりジョーカー、道化師だという説もあり、
宮廷に置ける道化師とは、唯一王様に本当のことを言ってもいい人なんです。

お笑いという仮面をつけて、
「とかなんとか偉そうなこと言ってますけど、本当は怖いんですよねwww」
とか、
「たいそうな事言ってるけど、本当は自分だけよかったらいいんでしょ?」
などと、
一般人や家来が言ったらまずギロチン、ってことを言えるのが愚者で、
ある意味キングやクィーン、ナイトや法王よりずっと強い存在とも言えます。

概ね恋愛初めの頃の気持ちとか、仕事運なんかで出てくることが多いので、
”やる気満々です!でもまだ実力も経験もないので、大事に育てようね!”
というようなリーディングになることが多いのですが、
いつかこの、愚者ならではの強さのメッセージを送ってくるのではないかと
楽しみにしてます。

そういやルフィも権威には強いですよね。
相手が大海賊や王侯貴族でも、ぜんっぜん気にしてません。

王様は裸だ!と言える人、それが愚者なんではと思っています。





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