７話 think ＋ experience _ _ _
記事ライフスタイル
百聞は一見に如かず。
何かを決めようとするとき、選択肢を迫られ
たとき、実物を見たり、それを体験している方
に話を直接聞いたり、空気感を直に感じに行っ
てみたり、もの落ちすることなく動くときが
多々あります。
思い返せば、インテリアコーディネーターに
なりたいと思ったのも、中学1年生のときに
実家の建て替えで住宅展示場に初めて行った
ときの、あの感動から。
初めての職場を選ぶときも、目黒、青山、原宿
など当時好きだった目利きインテリアショップ
をぐるぐる巡り、扱う商品や、働いている
スタッフの方々の対応など放つ空気感まで
感じたいと思って動き回っていました。
その中でも印象的だったのは、当時のIDEE
（イデー）には金工の工房があり、
つくる事にも興味があった大学生だった私は
そこに行って、直接働いている方に話しかけ
『なぜイデーに入ることができたのですか？』
と聞きました。
若気の至りですね、と言いたいところですが
多分、今でも聞くと思います 笑
そして、、、想像もしていなかった答えが
返ってきたのです。
『 黒崎社長に、自分はこういう事をやっていて
イデーに入りたいんだ、という事を手紙に書い
て送ったんだよ。そうしたら連絡が来て、
今こうしてイデーにいるんだ 』
とおっしゃったのです。
そんなことで、このイデーにはいれるのか？！
と、まだ物事を表面でしか捉えることのできな
かった当時の未熟な私には、衝撃的でした。
もちろん、その後 黒崎社長に手紙を書くこと
もなく、通常試験でイデーも受けましたが、
当時のイデーは数々の海外デザイナーとクリエ
イティブな仕事ばかりをする大人気企業の一つ
で、建築やデザインの学校も出ていない無知な
当時の私が受かる訳も無く、あの衝撃だけが
心に残ることとなりました。
でも 今思えば、
あの時いただいた、予想外だった言葉が
どんな方にも、心を込めて想いを伝えることで
何かが動くんだ、、と知った 出来事だった
ように思います。
ご縁
その後、就職活動を続けた私は、当時のイデー
同様にインテリア雑誌などでも数多く取り
上げられていた様々な国から家具や小物を
直輸入しているインテリアショップに就職
することとなります。
そして、その数年後、びっくりするような場所
で当時イデーの金工にいた、その方に出逢った
のです。
それは、毎年4月にイタリアで開催される
家具の見本市 ミラノサローネ
見るもの見るもの刺激的なイベントで、です。
ミラノサローネは、開催会場とは別に
各インテリアショップでも華やかな展示が行わ
れています。その展示を巡っている最中に、
混み合った出入り口で、ふと来た日本人に目が
行くと、まさかの、そのイデーで話を伺った、
あの金工の方だったのです。
金工の方もわかってくれたようで、お互いに
『 あ!! 』と、目は合い、口も開いたのですが、
あまりの混雑に、しかも出ていく側と入る側
全く別方向に向かっていたため、その後お話を
することもなく、今に至る、、という訳です。
まさか、あんな質問をしてきた学生が、
このミラノサローネにいるとは思わなかった
のではないでしょうか。
会いたかった方を探してもらえる番組なんて
いうのを見たことがありますが、
私は、あの金工の方に
もう一度会ってみたいな〜と思っています 笑
決断力
ココラナを始めて、ご依頼をいただくときに
いつも思うことがあります。
皆さま、とても決断力があるな〜 と。
基本、私も決断力はある方なのですが、
美味しそうなデザートを1種類しか選べない時
あまりにも似通っているので判断に迷った時
などは、決断力が鈍るときがあります。
私も、出品者でありながら購入者にもなれる
ようでココナラに登録した時より、たまに、
◯◯◯◯円クーポンとか、◯◯引きとか、
魅力的な言葉が出てくることがあります。
何か買ってみたいな〜と、色々な出品ページで
魅力的なタイトルを見つけ開いてみるものの、
いくら表ページで、星が沢山ついているとして
も中を開き 販売数と、評価コメント数の違いを
みると匿名という機能もあるのにコメントを
入れないというのは、何があったのかなーとか
コメント欄を覗いてみて、頂いたコメントに対
し出品者がコメントを返していたり、返して
いなかったり、ばらつきがあると、なんで
この方にはコメントを返して、この方には
コメントを返さなかったのかな〜 とか、
素朴に考えてしまい、購入という決断に至らず
クーポンの期限が切れる、、、
といった繰り返しになっています。
でも見続けていると、
販売数とコメントの数 が同じで、そして
星も最大の5つをキープされている方が
います。ただただ、尊敬です。本当に、
信頼ある とても良いお仕事をされている
のだな〜と思い、いつか頼んでみたいなっ
と思っています。
私もそんな風に、販売数と感想コメント数の
一致を目指し、出来れば星も最大限いただけ
るよう、ひとつひとつ真摯に取り組もうと、
頭の中と、気を引き締めるのです。
色々なものを見て思考を鍛え、経験をして身につける
ずっと、そんな風に過ごしてきました。
現場主義。それが私の源です、きっと。
今回 添えた写真 は、去年訪れた場所の
ひと一握り。
去年は、今年がこんなことになるだなんて、
全く想像もせず、もっと、色々な場所に行き、
色々なものを見て、感じておけば良かったな〜
と思うこの頃です。
紅葉も始まります。
秋の味覚も、味わいたいな〜と思いつつ。
think ＋ experience _ _ _
普通が、普通に、できるようになりますように
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