Windows 10 には Linux を利用するための仕組みが用意されています。
「Windows Subsystem for Linux」(WSLと略されることが多い)というもので、テキスト処理などの自動化に活用することができます。
すでにWeb上には、セットアップ方法や使い方などの情報が豊富にありますが、わたしが実施した手順を記載いたします。
今回(WSL 第一回)はWSLセットアップの手順です。
概要
セットアップは次の3つのステップで完了です。
5分程度で簡単に完了できると思います。
STEP1 : 機能の有効化
STEP2 : アプリのインストール
STEP3 : 起動と初期設定
ではこれから各STEPごとに詳細を記載します。
STEP1 : 機能の有効化
Windowsのシステム設定で一か所チェックONにします。
「アプリと機能」-「プログラムと機能」-「Windowsの機能の有効化または無効化」と進み、「Windows Subsystem for Linux」という項目のチェックをONにします。
流れをキャプチャでも示します。
1-1 「アプリと機能」を開く
1-2 「プログラムと機能」を押す
※ここでは画面右側に表示されていますが、
画面サイズによって画面の下の方に表示されているかもしれません。
1-3 「Windowsの機能の有効化または無効化」を押す
1-4 「Windows Subsystem for Linux」のチェックをONにする
※「OK」ボタン押すとPCの再起動が求められるので、再起動をします。
STEP1は以上です。
STEP2 : アプリのインストール
次にMicrosoft Storeから「Ubuntu」というアプリ(無料)をインストールします。検索してボタンを押すだけですが、流れをキャプチャでも示します。
2-1 Microsoft Store を開く
2-2 "Ubuntu"で検索する
2-3 「Ubuntu」アプリを押す
※バージョン違いで複数表示されますが、バージョン表記のないものを選びます(一般的な用途において大きな違いはありません)
2-4 「入手」ボタンを押す
※ダウンロードが始まります
STEP2は以上です。
STEP3 : 起動と初期設定
「Ubuntu」アプリがインストールできたら「起動」ボタンを押します。
黒いウィンドウに一行だけ表示され、しばらく待つと、
ユーザ名とパスワードの設定に進みます。
流れをキャプチャでも示します。
3-1 「起動」ボタンを押す
3-2 ユーザ名とパスワードを設定する
※1 この設定はUbuntuを使う際のもので、Windowsのユーザ名とそろえる必要はありません。
※2 ユーザ名には使える文字の制限があるようです。たとえば大文字は使えませんでした。
※3 パスワード設定のときは、入力しても文字は表示されません。
※4 パスワードは今後必要になるので忘れないようにご注意ください。
これでセットアップ完了です。
UbuntuとMicrosoft Storeのウィンドウは閉じて構いません。
補足 : 2回目以降のUbuntu起動方法
Windowsの検索ボックスで"ubuntu"を検索するとすぐにアプリを見つけることができます。
記事は以上です。
いかがでしょうか。
今回はセットアップまでを扱いましたが、今後活用例も公開してきたいと思います。
Linux(UbuntuはLinuxのひとつ)はITの基礎的なツールです。
今多くの人がWindowsでも利用できるよう環境が整ってきています。
ITリテラシーがますます求められる今こそ取り組んでみてはいかがでしょうか。