終値でエントリーしてほしいというご要望

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こんにちは。
そらです。

早速ではございますが、〇〇な条件が揃ったときの「終値」でエントリーして欲しい。

このようなご要望を非常に多く頂きます。

結論から申し上げますと、「終値ではエントリー出来ないため、次の足の始値でエントリーとします」とご説明してご理解頂いております。

あまりにも、毎回ご説明させて頂くため、ブログでまとめさせて頂きます。


1時間足でイメージしてもらいながらご説明します。


11時59分45秒に「100.010」で値が付きました。あと15秒で足が確定しますので、これが終値になりそうです。


と思ったら、11時59分50秒に「100.025」値が付きました。
さっきの価格を1.5pips更新しました。

どうやら11時59分50秒が終値になりそうです…。


12時0分0秒になりました。
11時59分50秒が終値で確定しました。「100.025」で注文を送信します。
12時0分1秒「100.030」で約定しました。※注文から約定までは1秒程度かかります。


お分かりいただけるかと思いますが、11時の終値は「100.025」で、12時の始値は「100.030」となります。


終値でエントリーしたいからと11時59分55秒ぐらいに発注することも可能ですが、これは始値が付く5秒前に注文するEAであり、この数秒にあまり意味はないのかと存じます。

また、これではバックテスト結果はデフォルトのモノでは大分ずれます。なぜなら、秒単位のテストは出来ないからです。



これであれば、おとなしく12時の最初の価格受信で11時の足の結果を見てエントリーするようなモノになります。


駅で列を作って電車を待っているときに、最初に乗る人になるためには、列の先頭で待っていれば良いのかと思います。
ただ、駆け込み乗車もあるかもしれません。列の最後だからと言って必ず最後の人になるかはわかりませんよね?

ドアが閉まり切って初めて最後に乗った人と確定するのです。

そして、ドアが閉まり切ったときに間に合わなかった最初の人が、次の電車の最初に乗る人で確定します(必ず乗る、順番抜かさない等の条件が必要ですが…)

現在の価格の受信がその時間の最後(終値)になるかどうかは、次の足の最初の価格受信(始値)があって初めて確定します。


そして、電車であれば一本変わるので大きな差かもしれませんが、FXでは1回の価格受信の差ですので、大した差ではないかと思います。

そんな時間経過より注文から約定まで1秒程度かかる方が多きな差です。



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