「絆の証―自動車整備工が見た、命と優しさの絶妙な融合 パート6」

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義男はカーナビのおねーさんの案内の通りに車を路地の中に進み入れた。入り組んだ道で分かり難いがカーナビのおねーさんが適切に案内してくれるので迷わずに無事動物病院の玄関口に着いた。

カローラスポーツハイブリッドを専用の駐車場に駐車して、ピクリとも動かない三毛猫赤ちゃんをソッと掬い上げて足早に病院の中に入って行った。
2~3人の治療待ちの人がソファーに座って順番待ちをしていた。足元にはキャリーケースが有りペットの姿が見えた。
義男はこの人達の後だったら治療迄時間が掛かる。この三毛猫赤ちゃんは一刻を争うのかもしれないのにと思った。

義男は受付の人に治療を受けたい旨を告げた。
受付の人は三毛猫赤ちゃんを一目見るなり、これは大変!直ぐに先生に診てもらうように言いましょうと言って治療室の中に入って行った。
受付の人は直ぐに出て来て、治療室に入って下さいと言った。
今、前のワンちゃんの治療が終わったばかりですから、入って下さいと言われた。

義男は嬉しかった。

獣医先生と義男の会話。
義男:こんにちは、この子猫を助けていただけないでしょうか?見たところ、とても弱っている様子です。
獣医:もちろんです。この子猫は貴方が保護して此処へ連れて来たのですか?
義男;はい
獣医:まず最初に、この子猫を詳しく調べさせていただきます。心音を聴いたり、体温を測定したりします。そして、傷の深さや感染の有無を確認します。
と獣医は話しながらも直ぐに治療を始めた。傷口を見て処置をしている。
聴診器の様な物で心音を聞いて居る。目を開けて検査をしている。

義男:この子猫は海の岸壁で見つけました。おそらく野良猫の子供で、何者かに攻撃されたのかもしれません。
獣医:かなりこの猫ちゃんは弱っているようですから時間を掛けてじっくりと治療が必要のようです。
義男:どのような処置が必要になるか教えていただけますか?
獣医:傷が深い場合や感染が疑われる場合には、まず傷口を清潔にし、適切な抗生物質を処方することがあります。また、猫の体力回復をサポートするために、栄養補助食品や点滴を行う場合もあります。

義男:そうですか、それらの処置が必要な場合、いつまで入院が必要になりますか?
獣医:入院期間は状態によって異なりますが、通常は数日から数週間かかることがあります。
入院中は、子猫の状態を定期的にモニタリングし、必要な治療を行います。

義男:それは長い間心配ですね。子猫の治療費についてどのような見積もりがありますか?
獣医:治療費については、具体的な状態や必要な処置によって異なります。入院期間や処方薬の使用なども考慮に入れますので、お見積りは後日お伝えできます。
義男:分かりました。この子猫の回復を願っています。どのくらいの頻度で状態の報告をいただけますか?
獣医:毎日の状態報告をお伝えします。また、大事な変化やお困りごとがあれば、いつでもお知らせください。こちらも随時連絡を取り合い、最善の治療を提供いたします。
この猫ちゃんは、とりあえず一週間程度は入院が必要です。
義男:ありがとうございます。

獣医:私たちは動物たちの健康と幸福を第一に考えています。この子猫の回復をサポートできるよう、最善の努力を尽くします。何か質問や懸念事項がありましたらいつでもお知らせください

義男は獣医さんから一通りの説明を受けて、まだ猫ちゃんの治療が続いていたが義男は治療室を出た。
自分の連絡先を受け付けに教えてから動物病院を後にした。

あの獣医さんがこの先一週間程度治療をして元気にしてくれるだろう。
獣医さんが全力で元気にしますよと言ってもらったので義男は嬉しかった。

つづく
義男から一言
最後まで読んでくれて有難う

パート1から読んでね(^^♪
僕は、星に祈ります。三毛猫赤ちゃん早く元気になってね。

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