「願いを運ぶ白い瞳、未来を照らす白狐」

「願いを運ぶ白い瞳、未来を照らす白狐」

森の中、白狐とカラスが出会いました。

白狐の目は輝き、尾はふわりと揺れていました。

白狐：（ほわほわとした声で）こんにちは、カラスさん！初めましてですね。

僕はまだ子供です。

カラス：（しゃんとした声で）おお、初めまして。私はカラスだ。老練な知恵者として名を馳せているよ。

白狐の目には希望と善意が宿っていました。

子供の白狐は、お稲荷さんになり人間たちが裕福になることを夢見ていました。

白狐：（キラキラした目で）僕、お稲荷さんになって人間たちを裕にしたいんです。

みんなが幸せに暮らせるようにお手伝いしたいんです！

カラスは聞きながら、内心で知恵を巡らせていました。

カラス：（笑いながら）そうか、それならワシがうまくお稲荷さんに成れるように力をかそうじゃないか。

白狐：え、本当に？それはありがたい！でも、どうやって成れるの？

カラス：（笑いながら）心配するな、ワシにはちょっとした知恵があるから大丈夫さ

白狐はカラスの言葉に少し戸惑いながらも、彼の助けを受け入れることにしました。

そして、儀式の日が訪れました。

この儀式の内容はカラスが白狐に教えたものでした。

白狐はカラスが言った通りに言います。

白狐は村の人々の前に立ち、祈りと希望を込めて儀式を始めました。

白狐：（真剣な表情で）僕はお稲荷さんになって皆さんが幸せに暮らせるように神様に毎日天に昇ってお願いにいきます。

ですから僕をお稲荷さんとして認めて下さいと言いました。

それを聞いた村人たちは、半信半疑ながら応援しようときめました。

後日、村の人々は期待を込めて小さな祠を作りました。

お供え物を手にして集まってきました。

白狐：（喜びながら）お供え物ですね、ありがとうございます！

白狐は村人が手作りで作ってくれた祠に鎮座しました。

目の前にはお供え物で一杯になりました。

白狐は嬉しくて堪りません。

人間からお稲荷さんと期待された思いの力が白狐に天に昇るパワーを与えました。

白狐は早速天に昇って神様にお願いします。

この村が今年の秋に大豊作になり黄金色のコメを収獲できるように頼みました。

神様：おまえが今度お稲荷さんになって働くのか、そうか初仕事だな

神様は快く白狐の願いを聞き届けてくれました。

勿論その年の秋には例年にない程の大収穫が有りました。

更に村の川にはサケが大量に上って来て大量に獲れました。

村人はお稲荷さんのお蔭だと言って秋のお稲荷さんの祭りをしました。

村人たちが楽しく祭りを楽しんでいる様子を白狐とカラスが喜んで見ていました。

終わり

白狐から一句

綺麗な、おねーさんと掛けて何と解く？

ダーツの中心と解く　その心は！　みんなの的！

お後がよろしいようで（笑い