“言いたい事”と“伝えたい事”の差を知らないと人生詰む話

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お互いの言いたい事や思っている事は出来る限り言い合った方が関係が深まるし、理解し合うには大切な事。

はたしてそれだけで上手くいくのかというとそうではなさそうです。

実は“言いたい事”と“伝えたい事”というのは大きな差があります。
ここを理解しておかないと恋愛や人間関係で詰む可能性があります。

とあるケース
【彼女の食事マナーがどうしても許せません。特に自分は厳しく育てられたためか、ご飯を残したり箸の持ち方が正しくない所にいら立ちを覚えます。彼女に指摘したところ大喧嘩になりました。これでは結婚まで考えられなくなってしまいます。どうすればいいでしょうか。】

今回彼の改善目標は“彼女の食事マナーを改善したい”ことです。

彼は思っている事を彼女にこう指摘していたらどうでしょう。


『どうゆう教育されてきたの?箸の持ち方おかしいよ。』

『隣でご飯食べるの恥ずかしいんだけど、直してくれない?』


これではいくら正論を言われたとしても言われた彼女側は少しばかり“ムカッ”としてしまうかもしれません。

ムカッとさせてしまったら彼女からも「そんなこと言ったらあなただって言葉使いが恥ずかしいし~…!!!」と反撃されてしまうでしょう。
売り言葉に買い言葉。最終的に一体何の話をしていたのか分からなくなってしまい、ひどいとそのまま喧嘩別れとなるかもしれません。

しかしこの言いたい事を伝えたい事に変えるとどうなるでしょう。

『この前さ、動画で正しい食事マナーみたいなの上がってきて、箸の持ち方ってこれが正式らしいよ!俺は知らなかったんだけど知ってた~?一緒にちょっと挑戦してみようよ』

『職場の先輩がイケメンなくせに所作も完璧でさ。俺もああなりたいから食事のマナーから最近こっそりパクってるんだ。一緒に練習付き合ってよ。』

『今日はお箸の持ち方正しい方が勝ちゲームしよ!買ったら食後のデザートが選べます!』

これはどうでしょうか?
言葉の中に愛や優しさや気付き、謙虚さもあります。
察しの良い彼女でしたらここで《あ。これ優しく指摘してくれている…。》と気が付くはずです。気が付かなくても、これをきっかけに彼女から積極的に箸の持ち方や所作について学んでくれるかもしれません。

これが“言いたい事”と“伝えたい事”の差です。

目的は“彼女の食事マナーを改善したい”であって“あなたが言いたい事を言う”ことではありませんし、それでは解決しないのです。
求める結果にする為には、相手の立場に立って言葉選びをしていきたいですね。

何か人との関係で解決したい事があった場合、この言いたい事と伝えたい事をしっかり見極めて言葉選びをしましょう。

伝えたい事を伝えられるためのコツ

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・愛情をもって伝える事を意識する

基本的には人に言いにくい事や改善して欲しい事というのは言いたくないです。しかし、相手に改善をしてもらいたい、より良好な関係を継続していきたいという愛情があるからこそ言うのです。あなたは伝えたい相手に愛があるから伝える。このことを忘れずにいるのが大切です。

・自分の感情をぶつけるのは最終兵器

どれだけ言っても伝わらない。こちらもそろそろ限界だぞ、そこまで来て初めて感情をぶつけるくらいの気持ちでいましょう。始めから感情をぶつけるのはいい結果を出せない可能性が高いです。

・自分の中で感情的になっている時は話しを持ち出さない

自分の中で“イライライラ…モヤモヤモヤァ…!!”となっている時は話しを持ち出さないようにしておきましょう。自分の中で感情的でなく、言いたい事を伝えたい事に変換できていると分かってからがベストです。

・一気に何個も言わないようにする

ついでに言うけど…。なんて事はNGです。指摘する内容は一度で1個が円満に解決しやすいでしょう。何個も気になることがあったとしても一番解決したい事を1つだけ伝えるところからのスタートをお勧めします。

・聞いてくれてありがとうと感謝で締めくくる

意見を聞いてくれてありがとう、分かってくれてありがとう、相手の悪い部分を指摘したのだとしてもあなたの話を聞いてくれたことは感謝するとより良い関係性を築けます。

他人同士は必ず何かしらの食い違いや衝突が生まれます。
それを上手く解決していけるようになりたいですね。















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