結婚式での動画の打ち合わせの際に「アスペクト比」や「セーフティーゾーン」という言葉をお聞きになったと思います。
結婚式ムービーを自作する方も、製作会社に依頼する方も必ず確認しておく必要があります。
■アスペクト比とセーフティーゾーンが大切なわけ
ウェディングムービーを作る上で、非常に大切ですが見落とされがちなのが「アスペクト比」と「セーフティーゾーン」。
「アスペクト比なんて聞いたことないし難しいからテキトーにやっちゃえ!」となんとなくムービーを作ったら、文字や顔が切れていた、、、
なんてことにもなりかねません。
重要なアスペクト比やセーフティーゾーンですが、あらかじめ結婚式会場のプランナーさんから
「アスペクト比は『4:3』でお作りください」
「セーフティーゾーンは80%以内です」などと
教えてもらえるケースもあれば、こちらから聞かなければ教えてくれないケースもあります。
ムービー製作会社に依頼する場合でも自作する場合でも、必ず知っておかなければいけません。
この記事では、そんな結婚式ムービーの基本である「アスペクト比」と「セーフティーゾーン」について紹介します。
■結婚式ムービーのアスペクト比(画面比率)は2種類
アスペクト比とは、画面の縦と横の大きさの比率のことを言います。
一般的なサイズは【16:9】もしくは【4:3】のどちらかです。
これは式場に設置してあるプロジェクターの仕様によって異なります。
・アスペクト比が違うとどうなるの?
アスペクト比を間違えてしまうと、
映像が引き延ばされて上映されたり、一部が切れて映らない場合があります。
■セーフティーゾーンって何?
セーフティーゾーンとは、画面に映し出される範囲のことです。
セーフマージン・画面比率とも呼ばれることがあります。
普段テレビや映画を見ているだけでは気づきませんが、実は映像は作ったものがそのまま全て映し出されているわけではありません。
多くの場合、映像の上下左右の5〜10%が隠れて見えなくなっているのです。
そのためにセーフティーゾーンを設け回避しています。
いわゆる「余白をつける」といった感じです。
ただ、アスペクト比同様結婚式場で使うプロジェクターの仕様によって異なりますので確認が必要です。
・セーフティーゾーンを考えずに制作したら
↑ セーフティーゾーンなしで実際に制作した動画 ↑
↑ 実際に式場のプロジェクターで上映した時 ↑
画面目一杯に情報を詰め込んでしまうと見せたい部分が途切れてしまう可能性があります。
・動画の映り方を解説(16:9の例)
上記の説明でセーフティーゾーンを考えないときれいに上映できないことが分かったかと思います。
そこで動画の映り方を詳しく解説します!
★良い例★
・式場から ”セーフティーゾーン無し” と言われた
動画を ”セーフティーゾーン無し” で制作をした場合
または
式場から ”セーフティーゾーン80%” と言われた
動画を ”セーフティーゾーン80%” で制作をした場合
画面いっぱいにきれいに表示されます。
★悪い例★
・式場から ”セーフティーゾーン80%” と言われた
動画を ”セーフティーゾーン無し” で制作をした場合
左右上下が切れてしまっています。
★悪い例★
・式場から ”セーフティーゾーン無し” と言われた
動画を ”セーフティーゾーン80%” で制作した場合
上下左右に余白が入ってしまい、動画が小さくなってしまいます。
・動画の映り方を解説(4:3の例)
アスペクト比4:3も同じです。
4:3の場合セーフティーゾーンを間違ってしまうとより小さく表示されます。
★悪い例★
・式場から ”4:3 セーフティーゾーン無し” と言われた
動画を ”4:3 セーフティーゾーン80%” で制作した場合
■アスペクト比とセーフティーゾーンはどうすればわかるの?
アスペクト比やセーフティーゾーンを知りたいときは、結婚式場のプランナーさんや映像機器担当者に確認すれば教えてもらえます。
「アスペクト比は【16:9】と【4:3】のどちらか、またセーフティーゾーンの指定があれば教えてください。」
と質問すると、きっと丁寧に教えてくれるはずです。