厳しい状況の中で救いを見る方法とは？

吉が出ました。

「火沢睽 二爻（かたくけい　にこう）」

は、易経の中で「そむき異なる」と説かれた卦で、

今回はその中の二爻に焦点を当てています。

※「主に巷に遇う。咎なし（しゅに　ちまたにあう　とがなし）」

とあります。

これを簡単に言い換えれば、

「賢者が町で君主に会い、問題なし」となります。

お互いに理解し合おうとする気運がある一方で、

背きあう状況でもあると解釈されています。

二爻では賢人が君主に会う場面が描かれていますが、

正式な謁見は難しく、ひそかに会うしかないとされています。

なぜなら、「背きあう」時代にあたるためです。

しかし、この場面でも礼を欠いていないことが強調されています。

互いに通じ合おうとするが、

通常の常道では、なかなか上手くいかない状況です。

その結果、形式を備えずに会見するものの、

通常の礼儀が欠けているとされています。

この卦の教訓は、

困難な時でも救いを求める方法があるということです。

礼を欠いても、道を失うことはない

というメッセージが込められています。

これは難しい状況で、

形式的な礼儀作法を知らなくても

誠実さや配慮を忘れずに行動すれば、

相手に誠意が通じて、

良い結果が得られる可能性があるということです。

難しい状況でも誠実さを持ち、

相手との理解を大切にし、礼を忘れないことが重要です。

相手とのコミュニケーションにおいても、

思いやりを持ちながら

行動することが成功への道を開くカギとなります。

今日も良い一日をお過ごしください。

※1「主に巷に遇う。咎なし」（しゅに ちまたにあう。とがなし）

「賢人が君主に道端で会い、何も問題はない」

という意味が込められています。

睽（けい：そむき異なる）の状況の中で、

賢者と君主が非公式な場で会う様子が描かれています。

礼儀を欠いているかもしれませんが、

それによって問題が生じていないという教訓が含まれています。