ルノルマンカードを教えることについて

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占い
 ご縁があって、ルノルマンカードの講師をさせていただきました。
 といっても、少人数であったり、マンツーマンでの講座なので、こじんまりとのんびりしたペースでやらせていただきました。

 思ったのは、人に教えるというのはとても難しいし
 相手に分かるように伝えるというのも、改めて難しいなと思いました。

 初心者を対象にした講座なのですが、カードの意味を完璧に覚えないといけないとか
 カードの引き方は絶対にこのやり方じゃないといけない。

 そんな風に思っておられる人が一定数おられることに、びっくりりました。
 私自身、独学だったのと、周りにいた占い師さんの懐が大きかったのもあり、自由であってもいいのだという感覚の中で
 カードを引いて占う事を楽しんできました。

 ルノルマンカードでその質問を聞くのは向いていない
 とか
 ルノルマンカードの解釈は、それは間違っています
 とか
 間違ったリーディングをしている

 そんな風に、人のことを否定し続けている占い師も中にはいます。
 それはその人の価値観で動いていて、信念を持っての発言でしょうし、自信を持たれていることは凄いことだなと感じますが
 同時に、否定し続けるのはしんどくないのかな?とも思うのです。

 何も、全ての事を肯定しないといけない訳でもないです。
 そういうのもあるか、という感じで、そのままを受け止めたり受け流したりして
 否定も肯定もしないスタイルでいけば、とても楽に過ごせるし
 カードの捉え方も、斬新なものを見た時に、一つの引き出しが増えたと考えることが出来るのじゃないかなと思います。

 他者を占いたいという人には、必ず私は語彙力をつけてくださいとお伝えしています。
 ただただ、言葉を知っているだけではなく、言葉を知った上で、自分自身がその言葉をある程度使えるようになるのを意識しながら言葉や文と接していくと良いという感じでお伝えしています。

 自分の事を占うだけであれば、頭の中に浮かんだワードやイメージだけで十分です。
 でもそれを、誰かに伝えるのであれば、相手はどんな言葉を使えば理解してくれるかなと
 普段使っている言葉とは違う言葉を引っ張り出してくる必要が生まれてくると考えています。

 そういう語彙力を含めて、このカードはどういう表現をしていけばいいのかなと考えたり、
 一枚の中に含まれるストーリーを想像するのが楽しいなと思って、カードを触っています。

 ただ想像するだけでは占いにならないと言われるかもしれないですね。
 ですが、相談に来てくれた人のためにカードを引いたら、その人に合うカードが出てきます。
 テキスト通りに読んだとしても、どのテキストを選ぶか、どのワードがしっくりくるか
 その時々で変わってくるかと思います。
 何故そのワードなのかなと考えながら、更にカードをじっくり見ていくと、気付かなかった細かい所に目が行くでしょう。
 その細部を見た時に、またどんな印象を受けたか、そんな言葉が出てきたかというのをまとめ上げると
 相談者に占いの結果とアドバイスや、対策、問題点などを提示できるかなと思います。

 私自身、そこそこルノルマンは読めていると思っていましたが、改めて色んな人のリーディングや解釈を見ると
 まだまだだなと、実感しています。
 そして誰かに教えることによって、自分の至らないところも見えてきました。
 まだまだ、これからですが、これからルノルマンを始めたい人や、興味を持ってくれた人に
 ルノルマンカードの楽しさを伝えて行けたらなと思っています。
 ココナラではまだご縁がありませんが、興味のある人は良かったら覗いてみてくださいね。

 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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