グレートコンジャクション(2020年の木星土星合が特別な理由)

記事
占い
木星土星の合はグレートコンジャクションと呼ばれ、20年ごとに起こります。2020年末にも起こりますが、特別であると言われる理由を調べました。

・1800年〜2100年までの木星土星合

木星土星合.png

木星土星合は約20年ごとに特定のエレメントで起こり、それは約200年ごとに火→土→風サインと移り変わっていきます。
1821年で火サインでのグレコンが最後です。
1802年に乙女座でグレコンが起こっておりますが、200年ごとの境目の一つ前のグレコンは次のエレメントで起こるからのようです。

 1842年からは完全に土サインのグレコンに移行します。
しかし、時が移り変わり1981年に風サインの天秤座でグレコンが起こります。これが200年ごとの境目の一つ前のグレコンです。

 2000年は牡牛座でグレコンが起こりました。これが土サイン最後のグレコンです。そして2020年は水瓶座でグレコンが起こり、これ以降は風サインでグレコンが起こります。
なので2020年はグレコンのエレメントが土から風に変わる切り替えの年になるのです。木星土星合は社会変革をもたらす現象です。それがこれから風サインで起こるので、今後200年間は嵐のような変革期になると思われます。

直近とこれからのグレコンのチャートです。

・1961.2.19の乙女座グレコン(まだ土サインでのグレコン)
1961.2.19.png

1961年は山羊座で木星土星が合になりました。
現在の社会が成熟していく時期と読み取れます。
土サインに星がある人にとっては現在の基礎を築くような安定感のある時期だったと思われます。古い良い時代だったのではないでしょうか。

 海王星が蠍座、冥王星とドラゴンテイルが乙女座にあり、火星が2年半をかけて蟹座を移動し、水のグラトラを形成し土サインのカイトを形成しました。

土水サインに星や感受点がある人にとっては大変有利なトランジットであるように思われます。乙女座冥王星と魚座キロンのオポジションの軸上で日食月食が頻発した年でした。深い癒やしを求めるような渇望感のあった時代なのかな?と想像しております。

・1981.1.1 天秤座の最初のグレコン(1981年に3回起こる)
1981.1.1.png

1981年は3回も木星土星の合が天秤座で起こりました。

冥王星も天秤座にあり、このときもトリプルグレコンに近いものがあったと思われます。一般人であっても色々な情報を手に入れられる時代の先駆けかな?と読みました。海王星が射手座にあり、天王星も射手座に入ろうとしております。この年は火星が水瓶座を移動しておりました。

火風サインに星や感受点をがある人には有利なトランジットだったと思われます。色々な知識を身につけたとかたくさん勉強した思い出のある方も多いと思われます。天秤座に星や感受点のある人にとっては社会の洗礼を受けさせられるような出来事があったように思われます。飛躍はできたけど大変だったのではないでしょうか。

 この時は獅子座水瓶座間にドラゴンヘッドとテイルがあり、この軸上で日食月食が頻発しました。獅子座水瓶座に星を持つ人は1月8月、大変だけど希望に満ちた印象的なスタートができたように思われます。

・2000.5.29の牡牛座のグレコン(土サイン最後のグレコン)
2000.5.29.png
2000年は牡牛座で木星土星合が起こりました。

世の中の人はミレニアムが〜と明るい感じを出そうと必死だったけど、実際は2000年問題(システムを西暦2桁で管理していたため、2000年が1900年と読み取られてしまい誤作動が発生する可能性があるため、システム移行が必要であった)などで社会的不安が強かった年だと記憶しております。まさに土から風への移行を予期させる現象だったと、勝手に思っております。

 この年、私のMCでグレコンが起こりました。
その時はまだ学生でしたが、20年後に占い師をやっているとは思わなかったです(^_^;)

木星土星は牡牛座にいますが、天王星海王星は水瓶座におり、冥王星も射手座におります。古い時代と新しい時代の価値観のせめぎ合いがあった、そんな時期だったと思われます。不動宮に星や感受点がある人は新旧の対立に巻き込まれて大変だった人も多いように読み取れました。


・2020.12.22の水瓶座グレコン(以降、風サインでのグレコンに切り替わる)
2020.12.22.png
2020年の木星土星合は水瓶座で起こります。

木星土星は2020年に水瓶座入りしますが、冥王星は山羊座に残り2024年に水瓶座へ移動します。
天王星も双子座へ、海王星は牡羊座にほぼ同じ頃に移動します。
2024年頃も社会を揺るがすような大きな事象が起こると思われます。
古き良き時代は遠いものになっていきますが、適応できる人にとっては案外良い時代になりそうです。

 火風サインに星を持つ人にとっては生きやすい社会になるかもしれません。
自然科学とAIの融合という感じになっていきそうです。
もっと進化してネットの中だけで生きるような人もたくさん出てきそうです。
すぐにそのような社会になるわけではなく、様々な対立を繰り返して良くない意味で人類が一つになるのかな?と思っております。多様性を追い求めて自由を得たいと思う人が増えそうですが、逆に不自由になっていく時期があると思われます。

多様性を世の中に認知させるためには、マイノリティだけではなくマジョリティ側の人も自由にならないと真の平等とは言えないと読みました。


・2040.10.31の天秤座グレコン
2040.10.31.png
2040年は天秤座で木星土星合が起こります。

この頃になると冥王星が水瓶座終わりにいて、海王星は牡牛座に入り、天王星は獅子座に入ります。トラサタが不動宮のTスクエアを形成してなんだか世の中がバラバラな感じです。みんながそれぞれ自分のやりたいことをやっていると思えば良い社会になっているのかも、と思います。

 天秤座の木星土星が水瓶座冥王星とトラインになっているので、火と風サインに星のある人はまだまだ勢いのある時期です。双子座終わりに星のある人はグラトラを形成するので安定感が出てきそうです。でもちょっと心は落ち着かない時期でもありそうです。

 この年は火星が蠍座を移動し、ドラゴンテイルと接触しているので日食月食が火星と合やオポジションを形成します。不動宮終わりに星がある人にとっては色々な変化に巻き込まれてお疲れになる人も出てきそうです。


・2060.4.8の双子座グレコン
2060.4.8.png
2060年は双子座で木星土星が合になります。

この頃になると天王星が現在の牡牛座から半周して蠍座にいます。
ドラゴンテイルと合なので、この年の日食月食は天王星と合になったりオポジションになります。現在の牡牛座天王星と似たような現象、通貨の概念が変わるなどあるかもしれません。不動宮に星のある人にとっては強烈な変化になりそうです。

 冥王星は魚座に、海王星は双子座に移動しております。柔軟宮に星や感受点を持つ人は大変な時期、自分の価値観を変えなくてはいけなくなる時期のようです。トラサタのスクエアは長い期間に渡って影響をもたらします。

 この年は火星が牡羊座におり、双子座海王星と木星土星とセクスタイルになります。火と風サインに星のある人にはまだまだ有利なトランジットが続くでしょう。

・2080.3.15の水瓶座グレコン
2080.3.15.png
2080年はまた水瓶座で木星土星が合になります。

今度は天王星が水瓶座に入りグレコンと合になります。
獅子座海王星とオポジション・牡羊座冥王星とグレコンがセクスタイルです。
強烈な火と風の配置です。
個人主義が頂点に達した感じになっているのか、それともAIに完全にコントロールされた世の中になっていそうと読みました。家族や会社のような組織の概念は別のものになっているかもしれません。労働の概念も変わっているように感じます。

この頃になると占星術の解釈も時代の変化に合わせて大きく変わっていると思います。このような社会は火と風に星や感受点がある人にとってはまあまあ良いけど、土水サインに星がある人は適応できる人とそうでない人に分かれそうです。

極端な社会が出来上がっていそうです。働かない人と働く人に分かれた世の中になっていくのでは?と思います。これが社会のシナリオなのかなと思います。かなり先の未来なので、今の段階で占うのは難しいように思いますが2020年時点での感想です。

ドラゴンテイルは冥王星と牡羊座で合になっております。日食月食は牡羊座天秤座の軸上で頻発し、冥王星と合になります。活動宮に星や感受点がある人は心の底から変わらないといけなくなりそうです。

この年は火星が射手座を移動し、冥王星海王星と火のグラトラを形成します。活動宮や火サインの性質を考えるとそれほど大変ではなさそうですが、やっぱり少し波乱はありそうに思います。

 木星土星合(グレコン)のチャートは以上になります。


・グレコン以外にも2020年が特別な年であるという理由は他にもあります。

・木星冥王星の合(2000年〜2100年)
土星冥王星合.png

 上の図を見ると2020年に山羊座で木星冥王星の合が3回も起こったことが分かります。やはり異常な年です。

ネイタルの木星冥王星の合は富裕な人・成功者という印象です。
2007年2020年生まれのお子さんの中から社会的を先導するリーダーが出てくるように思われます。特にMCやアンギュラーの木星冥王星の合はすごく強い運を持っていそうです。

 次は2033.2.5に水瓶座で木星冥王星の合が起こります。
2033.2.5.png
木星冥王星と双子座天王星土星がトラインになる時期が長く続いたあとという感じです。水瓶座や風サインに星がある人は2021年〜2035年くらいまでの間は飛躍の時期です。逆に言うと静かに暮らしたいと思っても無理かもしれません。

天王星と冥王星が風サインでトラインになっている間は、水瓶座双子座天秤座の持つ力が必要とされます。運勢の嵐の中にあるので、巻き込まれて勝手に飛躍するような運勢であると思われます。
活躍のチャンスと考えればいいのですが、穏やかに暮らすのは難しいように思われます。


・土星冥王星合(1800年〜2100年)
土星冥王星合.png

2020.1.13に土星冥王星のタイトな合が山羊座で起こりました。
上の図を見ると土星冥王星合は、各サインを順番に起こることが分かります。
が、水瓶座が飛ばされていますね。
2053年〜2054年にかけて魚座で土星冥王星の合が3回も起こります。
この時も重大な変化が起こりそうに思われます。

・2053.6.15のチャート
2053.6.15.png

魚座で土星冥王星がぴったり重なり、ドラゴンテイルも重なっております。
この年、土星冥王星の近くや向かいで日食月食が頻発します。
かなり先のことで自分が生きているか分かりませんが、ちょっと不穏な年になるのでは?と思います。
魚座乙女座間に星や感受点を持つ人にとってはしんどいかもしれません。

 この年、木星が天王星と天秤座で合になります。
火星は獅子座を移動中で木星や天王星とセクスタイルになる時期があります。
双子座海王星とミニトラインになる時期もあります。
これを考えるとそんなに暗い年にはならないように思えます。

火風サインに星がある人にとっては大変有利なトランジットです。
水瓶座にとっては天王星海王星とのグラトラを形成することになり、運気が強い時期が長く続きます。

 以上、トラサタ同士の合を色々調べてみました。
調べてみると一つの時代の区切りのようなものが見つかって面白いです。
今回は2020年のグレコンを中心に読みましたが、次回はまた別な切り口から読んでみようと思います。

 ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す