YouTube検索のSEOで注力すべき3つの注目ポイント(改訂版)

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3つの注目重要なポイント

YouTubeコンサルタントのブリックス氏(*)指摘の注目ポイントは、他に3つあります。

①古い動画は平均して比較的パフォーマンスが高いが
②新しい動画は急激に伸びる。動画公開からの経過日数と順位に関するもので、次のようなことです。

YouTube検索順位と経過時間.jpg
    平均すると古い動画の方が上位に表示されるが、新しい動画が公開されると、ランキングが急激に上がる傾向がある。

動画公開から「0~2週間」「2~6週間」「6~12週間」「1年」経過すると、ランキングがこのように変化する。

動画公開からの経過時間とランキングについて、グラフの動きを見ると、最初の2~6週間で上位に浮上するという考えどおりに変化しており、最初の0~2週間に最も高くなることがわかりました。

したがって、コンテンツを定期的に公開して「なんだ、この動画は伸びなかった。もう一度トライしてみよう。この動画も伸びなかった。おっと、今度はうまくいった。これこそオーディエンスが探していたものなのだな。これは本当に強かった」というようなことをしているのなら、この公開初期の効果をうまく使っているということなのです。

もちろん、動画配信を定期的に行っている場合、次の動画配信は、できれば2週間以内に配信することを意識することで常に検索順位に好影響を及ぼすことも期待できるはずです。

③チャンネルは動画のランキング上昇に役立つ
チャンネルは、ブリッグス氏が深く掘り下げていたものです。ブリッグス氏はチャンネルの最適化について多くの調査をしました。

チャンネルの登録者は、非登録者と比べて、次のような傾向がありました。
    コメントしてくれる
    「高く評価」してくれる(いいね!アイコンをクリック)
    平均視聴時間が長い
こうした登録者の存在によって、チャンネルが確かに個々の動画を後押しする働きをするのです。

ブリッグス氏によると、登録者がもたらす評価指標から恩恵を受けるには、1000人以上の登録者を目指すところから始めると非常にうまくいくという。再生回数だけでなく、ランキングにもプラスの影響があることが多いのです。
ただし、この両者が因果関係にあるのか、あるいは相関関係にすぎないのかは不明です。

埋め込み動画とリンクは相関関係にあるが、それが因果関係なのかは不明
相関関係であって因果関係とは判断しきれないものに、次の2つがあります:
    埋め込み動画
    リンク
調査では、ランキングと埋め込み動画の関係も調べています。

YouTube検索順位と経過時間 (1).png

棒グラフの棒が長いほどランキングは高く、短いほどランキングは低い。つまりここから読み取れるのは、次のことです。

    埋め込み動画が多いほど、パフォーマンスは高い傾向にあった(ウェブサイトに埋め込まれているケースが多かった)。

しかし、実験を通じて、多くの動画を埋め込むことでランキングを上げられることを証明できるかは、よくわかりません。ある動画が上位に表示されて、多くの場所で取り上げられたとしても、「埋め込み動画が多いからランキングの上昇につながった」というよりも、「多くの人が埋め込んだから」にすぎないかもしれないからです。

*ジャスティン・ブルックス (米国YouTubeのインフルエンサー兼コンサルタント)
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