タロットがわかった――タロットの常識をくつがえす――

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マドモアゼル・愛先生の「月がわかった」じゃないけど、僕はいつだって常識をくつがえす、ひっくり返すことに喜びと楽しみを見いだせる。水瓶座的な人間なので。

もちろん普遍的な真理を追求する過程で、たまたまそれが既存の常識と逆だったという話で、水瓶座のベースは「普遍性」「原則性」という事実は変わらないのだけど。

本題にはいると、ぼくはタロットの大アルカナ22枚を、一から星座に当てはめてみた。
既存のタロット書籍や通説で、それぞれのカードが星座に対応しているという解説は世の中に広くあるけれど、それを鵜呑みにするのではなく、自分で一から構築してみたくなったんだ。

通常は牡羊座から始まり魚座で終わるが、ぼくはタロットと占星術を融合させたときに、魚座から始まり牡羊座で終わるのが考察していくなかで物語性として整合がとれたので、あくまでも自説としてひっくり返してみたい。


魚座:世界 

すべての始まりにして、ラスボス。宇宙というか、創造主というか、根源であり全て。流出論的な。はじめるのも、おわらせるのも、すべて魚座であり世界(大いなる存在)

水瓶座:愚者・隠者

世界がはじまったとき、まだ枠組みやシステムはない。しかし、人が生き延びるためには、「知恵」を得ないといけない。枠がない原初・原始的世界のなかで、「そもそも生存していくためには」というそもそも論に対応したカード。

山羊座:悪魔・皇帝

悪魔という人間の欲を満たすためには――。
人間の欲を満たすためには、システムが必要だ。
そして、システムの中の王様になることで、美味い汁が吸え、人間としての欲を満たせる。また人間の欲を満たすためには社会という枠組みが必要となってくる。ゆえに皇帝という統治者(社会)があらわれる。

射手座:星・運命の輪

星というカードは、星が夜空という陰の中にある陽であることから、ポジティブの追求性ととらえる。アドラー哲学のなかでも、人間の普遍的な欲求として「優越性の追求」があるとしたことから、人は、社会があると、優越性=ポジティブを求める。それが星。
そして運命の輪は、マドモアゼル・愛先生のおっしゃった「運命の輪」の話のように、人は底から登り、登ったら下るというサイクルの中にあることから、木星・射手座的チャンスへの運搬装置・運命の輪としてのカードと考える。

蠍座:死神・審判・塔

蠍座というサインは、占星術においても警察や検察のような懲悪的な意味がある。先の射手座では、人間は欲望のままやりたい放題やっていたわけだが、その先に待ち構えるのは懲罰である。因果応報的な。また、底に落ちるという意味もある。人間というのは、完全な無制限状態に陥ると、堕落するのである。それが塔であり、捕まえるという意味での審判。死神は強制的な変容。(冥王星的な)

天秤座:正義・節制

天秤座というサインは、まさしく裁判官だ。検察や警察というのは悪を徹底的に懲らしめるために懲役を求刑するが、裁判官はそれを鵜呑みにするのではなくバランスを取った判決をくだす。正義というカードには天秤が描かれ、節制もやはり中庸・中道・バランスの取れたという意味がある。そして星座の順番をひっくり返したのも、まずは警察や検察=蠍座が捕まえるというプロセスを経てからの裁判=天秤座というところ。

乙女座:女教皇

女教皇の意味には、厳格・潔癖・神経質がある。また女教皇は絵柄の中で書物を携えているため、「ルールブック」にしたがって規律・規則を厳格に運用する乙女座的性質だと考えた。
また、裁判の結果が出たら次に行くのは刑務所だ。刑務所という場所は、この世でもっとも規則正しい生活を強制される場所なので(行ったこと無いけど)まさしく乙女座の象意だ。蠍座→天秤座→乙女座 逮捕→裁判→刑務所という流れ。刑務所に行くことを「お勤め」というのも乙女座的。

獅子座:太陽・恋人・女帝

刑務所という陰の極から出所したら、次は太陽というシャバに出てくる。ぼくは行ったことがないので体感としてはわからないが、解放感がすごそうである。以前刑務所から出所した人の発信を見ていたら、囚人たちは出所後マッチングアプリが熱いという具合にすごい楽しいらしいので、太陽・恋人・女帝という獅子座的な生をもっとも謳歌できるのは刑務所から出てきた囚人なのではないかと考察する。また、女帝には豊かさやワガママ・高飛車という意味もあり、獅子座と合致する。

蟹座:月

占星術でもおなじみのように、蟹座の守護星は月である。
そして、人は遊ぶだけ遊んだら、家庭という安定や落ち着きを求めるようになる。もう遊びはいい――。落ち着きたい。家庭を築きたい、子供を育てたいという落ち着きが獅子座→蟹座であり、「月」なのである。

双子座:魔術師

家庭ができた、子供ができた。つまり、「守るもの」ができたら、守るためにお金を工面しないといけない。それこそ子供のために仕事を掛け持ちしたり、教育ローンや学資保険を組んだり、メルカリで物を売ったり、あの手この手&手八丁口八丁でやりくりするのが双子座であり、魔術師だ。家庭を守るためには蟹座(愛情)だけでは不十分だからね。

牡牛座:吊られた男・教皇

家庭を持つということは、人生の墓場と表現する人もいるように、家庭を持っている間は家庭を解体しない限り、そこから動けないということでもある。しかし、家庭の中では教皇的な「立場」を獲得することができ、それは牡牛座的な「動かない安定」そのものである。

牡羊座:戦車・力

先の牡牛座に引き続き、安定、すなわち「守るものがある」ということは、「戦わなければいけない」ということでもある。自分の家庭やテリトリーに侵略者が入ってきたら、戦って追い出さないとやられる。双子座では、家庭をやりくりするための金銭面にフォーカスされていたが、牡羊座では「物理的に守る」ということが鍵になってくる。戦争なんかも、自分の国や家を守るために戦わないといけなかったりする。それが牡羊座の戦車であり、力。最終的には、力が必要ということに行き着く。


以上が、常識をひっくり返したタロットの解釈です。

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