コメンテータは気楽な稼業ときたもんだ
政府からも大いに注目されているTBSの番組「サンデーモーニング」でコメンテータの寺島実郎氏が今回の岸田首相襲撃事件の犯人の動機について極めて適当な意見を開陳し、ネットで猛批判されています。まあ呆れ果てたという声も少なくないのですが。寺島氏は多摩大学学長・教授だそうです。で、何をいったかというと、「僕ね、若い人たちと向き合ってて感じるのは、やっぱり時代に対して漠然たる不安みたいなものを感じてたりね、置かれた自分の状況に対する閉塞感とか苛立ちみたいなものを、今日本そのものが抱えてる問題が見事に投影してる部分があるんだなと・・・」あのねえ、若者が「時代に対して漠然たる不安や、置かれた自分の状況に対する閉塞感とか苛立ちみたいなもの」を感じていなかった時代が今までに一度でもありましたか。若い人に限らず、よほど楽天的な人でない限り、誰でも社会や自分の置かれた状況に不安を感じるのが当たり前です。そもそも人には未来は予見できませんからね。大体ユートピアが実現でもしない限り、不安のまったくない社会なんてものがあるわけがない。そうした中でも、普通の若者はテロ行為に走ったりしません。事件の背景について十分な考察もせず、テンプレートのようなコメントをしかつめらしい顔をして口走ればお金が貰えるンですから、コメンテータっていい仕事ですね。そういえば、寺島氏は、安倍元総理銃撃事件のときもいい加減な発言をしています。「この犯罪って、極めて現代社会を投影する犯罪であると思うんですよね。SNN(発言のまま)、社会っていう情報環境がなければですね、この犯罪成り立たなかった。SNSっていうのは検索エンジンから入ってい
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